ホーム ≫ ブログページ ≫
ブログページ
1回目ワクチン接種してきました。
先日第一回目のワクチン接種を受けて参りました。遡ること約1ヶ月、医療従事者枠の先行予約が開始されました。皆が本当に必死になって、ネットにかじりつき夢中になって挑みました。私達もほとんどが開始初日に第一回目の接種予約が出来ました、ただ一人を除き。はい、その一人とは私です。その後、空いた時間を見つけては何度も挑むも空振りばかり。何とか4日目に偶然にも予約できた時には、うれしさのあまり「と、取れた~!」と叫んでしまいました。会場は、個人医院でしたので混雑もなくスムーズに接種が終わり安心して受けられたことに感謝です。先生から2回目の副反応で軽減するためアドバイスを頂きました。それによるとカロナール錠(鎮痛剤)と抗ヒスタミン剤を事前服用が効果的だそうです。翌日に皆にも伝えようと思い、一応ネットで調べて裏を取っておこうと検索しましたら、ネット上は事前服用は効果軽減になるので勧めないと書いてあります。翌日、このことを伝えたら皆の反応もまちまちでした。ちなみに私事ですが、摂取時は痛くありませんでした。本当に先生がお上手でした。翌日は痛みが出ましたが腕が上がらないことはありませんでした。翌々日は元に戻っておりました。
小児期のお口ポカンに注意して
小児期の口唇閉鎖不全症「お口ポカン」は口唇や表情筋の弛緩と過緊張が原因で口呼吸と深く関連している。新潟大学をはじめとする大学が共同で行った全国規模の調査で30.7%がお口ポカンを示し、その有病率は年齢とともに増加していることが明らかになった。お口ポカンにより鼻づまり、口臭、音を立てて食べるなどの問題も関連していた。自然治癒は困難で今後、改善に向けた研究を推進していくそう。小児期の異常な話し方、嚥下習慣、口呼吸、口唇閉鎖不全などの口腔習慣は顎顔面の成長と発育を妨げ、深刻な影響を及ぼすと言われています。今後の改善に向けての重要性の高まりが期待されます。ヒトの歯の再生の研究で一歩前進
IPS細胞などの幹細胞による臓器再生療法が進む中で、すでに小型動物では歯の再生が可能になりつつあります。しかしながら、ヒトでは未だに実現化には至っておりません。長い時間を要する臓器形成の問題のほかに、実験段階で歯胚の大きさの成長は確認できても最終的な石灰化までは誘導できませんでした。東北大学大学院研究科の千葉教授らの研究で歯胚の石灰化を制御する受容体が同定されました。このことから今後は薬剤開発が進んで歯の再生療法の研究がますます進む事が期待されます。実現化したらもうインプラント治療は必要なくなるかもしれませんね。よく嚙むことで感染症予防
お口の自浄作用のみならず全体的な健康にも関わる唾液には、無機質、酸素、抗菌及び免疫に関する様々な物質などがあります。その中でも免疫グロブリンA(IgA)は感染症予防を担う重要な免疫物質の1つとされています。順天堂大学医学部総合診療科の小林教授監修のもと、ガムを嚙む研究が行われましたその結果、安静時と比べ唾液に分泌が促進され、お口の中のIgAが約2.5倍(5分間咀嚼時)増えたそうです。私達も手指消毒以外にも、日々の生活の中でよく嚙んで感染症予防に取り組みたいものですね。オススメの歯ブラシ”ルシェロ”
皆さん、歯の平均寿命ってお口の中の場所によって異なるってご存知でしょうか?平成11年歯科疾患実態調査によると、最も長い歯は下の前歯で66.3年に対し最も短い歯は下の奥歯で49.6年だそうです。何と前歯と奥歯では16年の差があるんですね。原因としては様々な要因も考えられるのですが、最たるものとしては、やはり磨き残しではないでしょうか。歯ブラシなんてどれも同じと考えておられる方もいらっしゃいますが、私たちは”ルシェロ”をオススメしております。ルシェロの3つのポイントとしては、①先端集中毛…最後方の歯に届きやすい、②段差植毛…歯間部に届きやすい③アングルドオフセット…持ち手(グリップ)の適度な湾曲により最後方の歯まで無理なくアプローチ。つまり優しく奥まで清掃可能になります。また、用途に合わせ細かく10種類のラインアップより歯科衛生士が皆様のお口の状況に合わせて”処方する”ことで口腔衛生環境改善の底上げして参ります。是非とも一度使ってみて頂き、歯ブラシの違いを実感していただければと思います。
食事中の飲み込みにくさ、ストレッチで改善?
NHKガッテン(2021.4.21)で「食べる喜びを取り戻す!謎の3分ストレッチ」と題し放映。非常に興味深いのもでしたのでご紹介させていただきます。加齢とともに飲み込みが困難になる方に、食事前に”もも裏伸ばし”ストレッチを行うことで、舌が上手く使えるようになり、結果として飲み込み力がアップするとのこと。
原因として食事中の姿勢が挙げられ、背中が丸まっていると舌が上手く機能低下するそうです。顎を引いた状態(良い姿勢)で食事をすることが重要で、実際にリハビリ施設においてもタオルを使用したポジショニングが広まっています。今回は、もも裏の筋肉を伸ばす→骨盤が前傾→舌骨につながる筋肉が緩む→舌が上手く動く、という流れです。準備するものは椅子2脚と丸めたタオル。以下の手順で行ってください。詳細は番組HP参照してください。
①椅子に浅く腰掛けて、もう1つの椅子に片足をのせる。
②伸ばした足のつま先が上を向くようにタオルで固定
③太ももの裏側が突っ張るようなところで30秒伸ばす。
④インターバルをはさみ、①~③を片足3回ずつ行う。
私自身も姿勢が悪いので食事の際は今後意識して良い姿勢を心掛けていきたいです。
コロナ禍で収入減の人は歯の痛みが1.4倍多い
新型コロナウイルス感染症対策として社会活動が制限され、世帯収入の減少や失業など社会経済状況の悪化しています。
今年4月、東京医科歯科大学が、新型コロナウイルスの影響を受けて社会経済状況が悪化した人に、歯の痛みが強く見られることを明らかにしました。
歯の痛みを感じた人の主な因子として最も多かったのが精神的ストレス(21.3%)で次いで、歯科受診の延期(12.4%)、歯磨きの減少(1.5%)、間食の増加(9.3%)となりました。
社会経済状況の悪化よる精神的ストレスで、人が痛みが多くなることが明らかとなりました。先日も当院に食事中に顎の痛みを訴える方が受診されました。一日も早い新型コロナウイルス感染の終息を願います。
歯周病により高血圧症のリスクは2倍に
我が国では、高血圧患者数は推定で4300万人とされております。そのうち適切な血圧コントロールされているのは1200万人、また、自らの高血圧を認識されていない方は1400万人と言われております。今年3月に米国心臓協会がHypertension誌において発表した論文によりますと、重度の歯周病に罹患することで高血圧のリスクが2倍になることが明らかにされました。また、良好な口腔衛生状態を維持することで、高血圧に加えその合併症のリスクも抑制できる可能性が示唆されました。
研究をリードしたイギリスUCL Eastman Dental InstituteのEva Muñoz Aguiler博士によると、歯周病に罹患している患者で、特に歯肉炎による出血が見られる患者は、高血圧であることがしばしばあり、一般的に高血圧は無症候性で多くの人が、心血管系の合併症のリスクが高まっていることに気づいていないと忠告しています。私達もこれからも注意深く見守り、時には高血圧症の可能性があることをお伝えして参りたいと思います。