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摂食嚥下関連筋の加齢変化と関連因子を解明。
摂食嚥下障害は脳卒中や認知症、サルコペニアなど様々な要因により生じ、誤嚥性肺炎につながり死亡のリスクが高まる。東京医科歯科大学戸原教授らの研究で嚥下関連筋に関する仕組みが明らかに。加齢により舌が大きくなり、舌骨上筋群は明らかな萎縮を認めた。その他関連筋においては体格指数や加齢、歯の欠損などが関連していた。今後の研究でそれぞれの関連因子の違いに応じた予防法やリハビリテーションの確立につながることが期待される。コロナ禍によりオーラルケアの意識が向上
サンスターが全国の1000人の男女を対象に「新型コロナウイルスの流行による生活習慣の変化」に関する調査を行った。その結果、63%の人にオーラルケアに対する意識の変化があったとのこと。「マスク着用で口臭が気になる」(25%)、「口腔衛生状態を意識する」(17%)、「歯磨きが丁寧に」(17%)、「歯磨き時間の増加」(15%)など。また、3人に1人が新たなオーラルケア習慣を取り入れていて、洗口剤やデンタルリンス(32%)が最も多かった。既にデンタルリンスを使用している人においても46%に使用回数が増えたと回答している。肥満が歯周病を悪化させる?
肥満は多くの病気のリスクを上げるのは皆さんもご存知のことと思います。この度新潟大学と理化学研究所との共同研究で歯周病も悪化させるメカニズムを解明した。肥満させたマウスのと通常飼育のマウスの糞便を腸内細菌を無くしたマウスに移植した実験を行った。その結果から肥満による腸内細菌の変化が歯周病の変化が歯周病の悪化の仕組みが解明された。今後の肥満者の歯周病治療で、従来の歯科治療に加えて腸内細菌への介入するすることが有効であることが分かった。コロナ禍で外出自粛が増え、間食のリスクに気を付けたいものです。
舌ブラシの正しい使い方と注意点
舌ブラシの正しい使い方
・鏡を見ながら行う
舌苔の付着状況や舌ブラシの動きを確認しながら行うため、舌ブラシは必ず鏡を見ながら使用しましょう。
・舌の奥から手前に舌ブラシを動かす
舌ブラシの仕様にもよりますが、基本的に舌の奥に舌ブラシを当て、なでるように手前に動かしてください。
・舌ブラシは目視できる範囲内まで
舌苔をしっかり除去するため、できるだけ奥まで舌ブラシを挿入しようと考える人は少なくありません。しかしあまり奥に挿入してしまうと、嘔吐反射や粘膜や組織を傷つけてしまう恐れがあります。そのため、鏡で見たときに見える範囲内で、奥から舌ブラシで除去しましょう。
・息を数秒止める
舌ブラシ使用時は数秒(無理のない程度)息を止めながら舌苔を除去することで、嘔吐反射を抑えられます。
舌ブラシを使う際の注意点
・力を入れ過ぎない
舌の表面はデリケートで、力を入れ過ぎると傷ついてしまう恐れがあります。万が一傷ついてしまった際には、一時使用を中断して歯科医院などに相談しましょう。
・頻度は1日1回程度にとどめましょう
舌のケアを頻繁に行う必要はありません。1日1回を目安に留めておきましょう。就寝時にお口の中の細菌が繁殖するため、起床時や朝食後に舌ブラシを使用すると効果的です。
・使用後は清潔に
流水下で洗い流し、清潔なペーパーや布で水気を拭き取り保管しましょう。
フレイル高齢者は1.9倍肺炎にかかりやすく、1.8倍重症化しやすい
フレイルとは、加齢や病気による心身の衰えにより要介護になるリスクが高い状態をいいます。新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学分野の齋藤孔良助教、菖蒲川由郷特任教授の研究グループは、約18万人の65歳以上の高齢者における疫学調査を行いました。その結果、フレイルの65歳以上の高齢者では、フレイル無しの高齢者と比べて約1.9倍肺炎にかかりやすく、また、1.8倍肺炎が重症化しやすい(入院措置になりやすい)ことを明らかにしました。またフレイルの前段階にある高齢者でも、フレイル無しの高齢者と比べて1.3倍肺炎にかかりやすいことがわかりました。
2回目ワクチン接種受けてきました。
昨日、ようやく2回目の接種が無事に終わりました。1回目とは違う会場で受けることに。大きな病院でしたので集団接種の感がありました。結論を先にお伝えしますと発熱もなく痛みも1回目より断然少なく非常に楽に経過しております。色々な副反応がうわさされていたがために拍子抜けしてしまいました、ただ1点を除いては。とにかく接種時の痛み半端なく痛かったのです。大げさかもしれませんが、針が刺さった瞬間にイナズマが走ったような電気刺激に加え、ワクチンが注入中は思わず動いてしまうくらいの痛みで、もしかしたら人生最も痛かった接種と言ってもよいくらい!50過ぎのおじさん思わず泣いてしまうとこっろでした。接種後の15分間はほぼ放心状態でした。*あくまでも個人的な感想です。
健康な歯がうつを予防する?
これまでに口腔と精神的健康の相互の関連が報告される。今回は医科歯科大学が、米国のBehavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)のデータを分析。2006年、2008年、2010年調査のいずれかに参加した人のうち、1940〜1978年に生まれた約17万人のデータを分析した。この17万人のデータの中から、永久歯が生える年齢に相当する5〜14歳の10年間における各地域の水道水フロリデーション人口カバー割合を算出。それを水道水からのフッ化物曝露の指標とし、喪失歯数との相関を調査した。
分析の結果、5〜14歳における水道水からのフッ化物曝露は、大人になってからの残存歯数に強く関連することが明らかになった。
さらに、うつ症状を評価するPHQ-8 得点*と喪失歯数の相関を調べた結果、歯を1本失うごとに、うつ症状得点が0.146 点高くなることが判明。また、統計的に有意ではないものの、歯を1本失うごとに、中等度以上のうつ症状(PHQ-8 得点 10点以上) がある人の割合が0.81パーセント・ポイント増えることが明らかになった。
緑茶は抗菌作用をもつスーパー飲料
皆様のお口の中に細菌が多いことは、十分にご存知のことと思います。普段よく口にする緑茶についての話題です。緑茶に含まれる抗菌成分として、4種類のカテキンが知られています。その中で最も多く含まれるエピガロカテキンガレート(EGCG)は、特に抗菌作用が強く、う蝕関連菌を抑制する可能性が示されていました。しかし、EGCGの抗菌メカニズムは明らかにされていませんでした。この度東北大学の研究で、緑茶に含まれる濃度のEGCGには殺菌効果はないものの、細菌増殖の阻害や糖酸産生活性の抑制、細菌凝集の促進効果、そしてpH緩衝能とpH低下を防ぐ力があることも明らかになった。
つまり緑茶は虫歯に関連する菌を死滅させないものの、虫歯にする酸の酸性を抑える効果があるようです。そして緑茶を飲んだ後もしばらく効果は持続するようです。
祝!15周年
スタッフさんからサプライズでプリザーブドフラワーアレンジメントを頂戴しまして、早速受付の正面に飾らさせて頂きました。
これからも皆様のお口のの健康にますます尽力して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。