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コロナ禍でのながら食べ
在宅勤務で、人目を気にせずついつい食べ物に手が伸びてしまう。気軽に食べられるものだと、余計に口に運ぶペースが上がってしまうこともあるかもしれません。そこで第一三共ヘルスケアは、首都圏在住の20代〜60代の男女500人を対象に、「ながら食べ」の実態調査を行った。
まず、新型コロナウイルス感染拡大前と感染拡大後の在宅時間の変化を聞くと、41.2%が「感染拡大後の方が在宅時間が増えた」と答えた。
次に、食事にかける時間の変化を聞くと、「増えた」と回答した人の割合は、全体平均よりも高くなっており、在宅時間の増加によって食事時間も増加していることがうかがえる。中でも「ながら食べ」は、在宅時間が増えた人の40.3%が増えたと回答しており、全体平均(22.4%)の倍近くとなっている。
「ながら食べ」は、男性(60.8%)より女性(72.8%)に多く、20代(75.0%)、30代(74.0%)の若い年代では4人に3人が「ながら食べ」をしており、上の年代よりも多くなっている。
「ながら食べ」をした後のお口のケアについて聞くと、毎回「口をゆすいでいる」のは23.1%、毎回「歯磨きをしている」のは12.6%に留まることがわかった。
歯学博士で「テクノポートデンタルクリニック」の倉治ななえ先生のお話しでは、すぐに歯周病にないが、「ながら食べ」で口の中に糖分やデンプンなどの発酵性炭水化物が残っていると、それをもとに歯の表面にプラークと呼ばれるバクテリアの塊(バイオフィルム)蓄積します。その結果、歯ぐきがぶくっと腫れ、歯周病菌にとってより活発に活動できる環境となります。「ながら食べ」はしない方が望ましいですが、唾液が出やすいようよくかんで食べる食材を選ぶこと、飲み物はジュースやお茶ではなく唾液のもととなる水を飲むこと、唾液が出やすいよう耳下腺・顎下腺・舌下腺のマッサージを心掛け、最後は歯を磨くことは必須。また、高濃度フッ素ハミガキを使うことや、マウスウォッシュを寝る前に行うのも効果的です。歯周病対策はご自宅での正しいホームケアと、歯科医師や歯科衛生士によるプロケアが両輪となります。
この冬心配なインフルエンザや新型コロナ対策としても、歯周病ケアは有効です。かかりつけ歯医者さんとの二人三脚で、一生涯の歯周病ケアに取り組んでいきたいものですね。
インプラント治療の検査で別の病気が?
インプラント治療によって再び歯をお口の中に取り戻すことで、「しっかりかめる」「残った歯に負担が少ない」といったメリットから注目を浴びています。しかしインプラント治療には手術が必須な治療であることから、全身状態を検査することが重要です。特に年齢が上がって参りますとより一層注意が必要となります。人によってはその検査によって別の病気が見つかることも。今年9月に亡くなった俳優の斎藤洋介さんも、インプラント治療で検査を受けた際に、咽頭がんの疑いを指摘されたといいます。日本口腔インプラント学会は、広く一般の方々に向けて、インプラントについての正しい情報を伝える公式本『「かめる幸せ」をとり戻す』を9月に刊行しました。当院にて閲覧出来ますので、ご要望の際はお声がけください。
植物にも血液型が!
紅葉もあちこちで報告され北関東でも見頃を迎えている様です。さて、今回紹介する驚きの話ですが、植物にも人間と同じようにABO式のA,B,O,AB型の4種類の血液型があるそうです。人間の血液にあたる植物のすりおろした液を抗体(抗A抗体、抗B抗体)と混ぜてその反応を調べてみると、植物に含まれる糖タンパクによりABO式血液型に分類できる様です。しかし血液型が特定できる植物は、おおよそ1割程度で代表的なものは、A型:アオキ、ヒサカキ・B型:イヌヅケ、セロリ、ツルマサキ・O型:ツバキ、ダイコン、ゴボウ、サザンカ・AB型:バラ、スモモ、ソバ、コンブなどです。因みに、カエデは、O型だと赤い紅葉に、AB型だと黄色い紅葉になる様です。私はA型です。秋の気配

初めて見ました!

美女と野獣

新たなアロマに出会えました

お口からの食事は大切!
時には、フレイルや色々な病気などでお食事がお口から取れなくなることも。そこで、あらためてお口からの栄養摂取が大切なことを示している記事があったのでご紹介させて下さい。皆様もご存知のとおり、お口と腸は同じ消化器官ですから1本の管でつながっています。そのため、唾液やお口の中の細菌が腸内細菌にも影響しております。東京医科歯科大学の歯周病分野の片桐さやか先生らの研究報告によると、脳卒中などの病気で一度は胃瘻(いろう)など直接胃や腸にチューブを挿入して栄養を注入した状態から、嚥下訓練を受けて再びお口からの経口栄養に戻した方を対象に研究を行った。その結果経口栄養に戻った時の方が、お口の細菌叢と腸内細菌叢の多様性が増加していて、細菌叢の組成に変化が起こっていることが明らかになった。あらためて摂食嚥下訓練の大切さを感じますね。怖い歯科治療が楽になる?
定期的な歯科検診であったり、歯石取りなど比較的緊張しない治療を受ける時にはさほど気にしないことも、いざ麻酔して歯を抜いたり、削ったりと嫌な治療を受ける時は誰でも緊張感が高まるものです。歯科治療に対して極度の緊張から、人によっては高まる緊張をほぐす策として笑気麻酔、静脈内鎮静法を併用せざるを得ない場合もあります。しかしそれらは特別な技術者や器具と費用が必要となって参ります。ここでご紹介するのは手軽でいつでも簡単にできるリラックスできる方法です。平たく申しますと、診療台(チェア)に仰向けになった時に身体が馴染むよう調整することが重要だそうです。人は首から腰にかけて緩やかなS字の湾曲した形になっているので、診療台の上でも出来る限りこの状態に近づけるようクッションやタオルなど用いて接地面を広げると良いそうです。特に隙間の空きやすい後頭部、肩甲骨部、肘頭部、仙骨部、腫骨部を確認します。
このように治療を始める前に姿勢を整えて全身的に痛みや疲労を与えないことが、治療に対する不安や恐怖心を和らげることに繋がっていくようです。