東京都大田区大森北の歯科医院 T’s Dental Office[ティースデンタルオフィス]

大田区で一般的な歯科診療を始め、インプラントなど審美的なお悩みにも対応します。

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海外における歯科保険事情

日本では、歯科治療は原則健康保険という公的医療に組み込まれておりますが、海外事情を見てみますと歯科治療が公的医療システムに組み込まれている国はあまり多くはないようです。ヨーロッパでは、ドイツなど日本のように成人まで歯科給付されるようですが、イギリス、北欧諸国では、原則未成年まで。南欧諸国ではそれすらないようです。25年以上前になりますが私の留学していたアメリカでも公的なものはなく任意で加入する保険を使用しておりました。歯の清掃など予防処置はほぼカバーされておりましたが、それ以外はおおよそ半分程度のカバーでした。具体的にお話すると、歯が痛くなって歯医者にかかり、神経(歯髄)を取り(根管治療)、かぶせ物を入れてもらうとおおよそ20万円もの請求がきます。任意に加入した保険で半分給付されても10万円は自己負担しなければなりません。そのため中には払えず一番安い治療の抜歯を選択する人もたくさん見て参りました。
ではなぜ歯科治療が公的医療システムに組み込まれて来なかったを考えると、一つは歯科治療が贅沢品であり公的給付になじまない、また、「治すための治療」に対する給付に対して歯科治療が「治す」ことだけに留まらない性質が合ったと考えられています。しかし、当時日本では歯科医師会が義歯やかぶせ物まで含めたこそ歯科治療と主張した結果給付に至ったそうです。
1920年代、けがや病気になった場合の疾病手当から始まり1940年代以降公営医療が整備されて来るようになります。現在、諸外国給付の拡充が検討されているようですが、義歯やかぶせ物というよりは、歯科検診や、口腔ケアなどの予防管理、歯周病や歯の根の先の病巣(膿の袋)などの慢性炎症対策が主軸になるそうです。
2020年08月10日 17:20

歯髄は大切に

歯を失う原因としてどんな歯の病気か想像つきますか?2018年の調査で1位は歯周病(37%)、2位は虫歯(29%)そして、3位が破折(18%)でした。3位の破折した歯について調査して見たところ、歯髄がない歯が圧倒的に多いことが分かったそうです。つまり、歯の中にある神経にまで達した虫歯を処置するとそれが原因となって将来失うリスクが高くなることを示しております。愛知学院大学歯学部教授の本田先生のお話しをご紹介いたします。20年前に歯髄の中に「歯髄幹細胞」が発見されて以来研究が進み、現在はその細胞歯の根の中にある神経の管(根管)に移植すると歯髄が再生出来ることが分かってきたそうです。これからもっと研究が進んで、臨床現場で誰でも歯髄再生治療が出来るようになって皆さんの歯を守るお手伝いが出来れば嬉しいです。
2020年08月10日 16:45

1日に約1000億個もの口腔内細菌を飲みこんでいる!

皆さん、歯垢、プラークとも呼びますが、お口の中の細菌は約700種類いるようですが、一体どのくらいの数の細菌がいるか想像できますでしょうか。1㎎中に約10億個と言われております。そして、1日に約1000億個の細菌を飲み込んでいるようです。すごい数ですね。近年、このお口の中の細菌が腸内の細菌に悪い影響を与え、全身の健康に影響を及ぼすと、警鐘を鳴らすのは、昭和大学歯学部の弘中祥司教授です。なんと大腸がんの患者さんの腸内細菌叢から普段存在しないはずのお口の中の細菌が発見されたそうです。普段であれば、お口の中の細菌が飲み込まれたとしても、胃酸で殺菌され、腸内細菌によって処理されるのが、加齢などが原因で処理がなされず腸内細菌にとどまるのではないかと考えられるそうです。全身への影響として有名なものは、糖尿病、関節リュウマチ、腎臓病、誤嚥性肺炎、非アルコール性脂肪肝、早産などが挙げられます。普段の歯ブラシ、フロスだけではなく、洗口剤や舌ブラシなどの補助器具も取り入れて予防に取り組みたいものです。
2020年07月24日 14:33

新型コロナウィルス感染症と口腔衛生の関係

常にお口の中を清潔に保つことが大切である、というのは周知の事実です。最近は新型コロナウィルス感染症との関連性について、鶴見大学歯学部の花田教授のお話しをご紹介いたします。ウイルス感染から肺炎を引き起こす過程で、新型コロナウィルス感染では、一旦ウイルス性肺炎が治まったのち二次的に細菌性肺炎が起きることが分かってきました。歯周病や虫歯などの細菌がお口の中に存在していると心臓を経由して肺に運ばれていきます。普段であれば肺の防御機構により守られているのですが、新型コロナウィルスによって肺の中の上皮細胞が既に傷がついているため、お口の中の細菌が定着して容易に肺炎を引き起こしてしまうというお話です。花田教授によると、お口の中の細菌の数のコントールも大切だが、栄養のコントールも重要とのことです。上手く噛めない人は食事は柔らかいのもに偏りがちで炭水化物が中心となりタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが不足しがちになる。その結果として栄養失調に陥って新型コロナウィルスの重症化へと進んでしまいます。つまり普段からよく噛めるような状態にいておくことが大切だと訴えております。
2020年07月24日 13:48

コロナ禍で思うこと

このところ、蒸し暑い日が続いてマスク着用が辛くなる季節となりました。マスクを着用する理由は最初、ウイルスに感染しないよう防御の目的としてと考えていました。しかし、最近は逆に感染を広めない意味が正しいように考えるようになりました。どちらもウイルス感染防御ですから同じ事ですが、最近は感染者数も増えはじめております。ですからいつだれが感染しても不思議ではありません。ですから暑いからと言ってマスクを着用しないのはためらわれます。マスクの材質も不織布でも布製のものでも唾液の飛散は抑えられると報道されておりました。感染を広めないという意味合いで手指消毒も同じですよね。皆さんご存じの方も多くいらしゃると存じますがある医師のお話しをさせてください。19世紀半ばハンガリーにゼンメルワイスという医師が手指消毒を唱えたと言われております。当時のヨーロッパでは産褥熱と言われる感染症によって産後に亡くなる妊産婦が多くいました。彼の勤務先の総合病院には医師と医学生からなる第1産科と助産師からなる第2産科があり、産褥熱による死亡率は第1産科が第2の倍以上。ゼンメルワイスは第1産科に手指消毒を取り入れる事で死亡率は劇的に下がり、第2との差がなくなったというお話です。しかし、一つ残念なところは当時は全く評価されず彼の死後、後世になり功績が認められたことです。ちなみに手指(しゅし)と読みます。
2020年07月22日 09:50

お子様に英会話教室はいかがでしょうか!

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当院へ永く通院頂いております患者さまよりお名刺を頂きました。御自身で英会話教室をご開業なさったそうです。頂いたお名刺にあるQRコードをぜひご覧ください。なんとYouTubeになっていてその完成度の高さに感銘おぼえながらこの記事を書いております。いつか?私ども医院もYouTubeを皆さんに披露出来るよう頑張ります。
2020年07月16日 21:47

お隣にホテルが!

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先月6月24日についにアパホテル大森店が完成しました。本当にやっとと、感じてしまいます。思い返せば2年前の9月から、前に立っておりました立体駐車場の解体工事から始まり本当に長い長い工事でした。オープン当日、ものすごい人だかりが急に現れ、びっくりして表の出てみると、クラッカーの吹雪の真ん中にはなんと有名人が!思わず写メを。
2020年07月16日 21:21

ドライマウスと口腔カンジダ症

高齢化がすすみ、口腔カンジダ症が増えているようです。高齢者が罹患しやすい口腔カンジダ症は、舌やお口の中粘膜の上に米ぬかのようなものがべったりついていたので私たちもよく分かったのですが、最近はどうやら様相が変化しているようで、見過ごされがちだそうです。大阪大学阪井教授によると①舌が赤くなったりしこりができる②口の角が割れる③お口の中痛みもしくは違和感を覚えるなどだそうです。ほとんどの原因はドライマウス。加齢によるもののほか、降圧剤や睡眠薬、安定剤など何種類ものお薬の服用も原因だそうです。放置されると痛みのため食欲不振や味覚障害など日常生活に影響も出てくるとのことです。一般的な治療法は内服薬、注射薬、塗り薬など様々。最近では1日1回お口の粘膜に貼るだけのミコナゾール製剤を使用することが増えているようです。
2020年06月03日 18:05

定期検診と噛む力

年を重ねてまいりますと歯の数は減少してしまい、どうしても噛む能力が低下しています。その結果として栄養を摂取する上で悪い影響が出てしまいます。研究ではメタボリックシンドロームや動脈硬化性の病気につながるとの報告も。最近ある研究グループの発表で継続的な歯科検診を受けていると、咀嚼能力が低下しにくいことが明らかにされました。興味深いのは、歯の数や嚙み合わせの状態だけではなく、お口の中の健康意識が高まるようなのです。その結果、口腔機能低下が避けられるばかりでなく動脈硬化性の病気やフレイルの予防につながっているようです。手を掛ければその分良いこととして戻ってくるんですね。
2020年06月03日 14:44

おススメのトンカツ屋さん

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大森でイチオシのトンカツ屋さんをご紹介いたします。その名はとんとん亭!随分と古くから大森住民の胃袋を満たす老舗のお店です。私もよくスタッフさんとお昼ご飯や仕事終わりに利用させてもらっております。お肉はもちろんのこと、ソースや練りがらし、お味噌汁のシジミにまでこだわる本格的なお料理を提供してくれます。トンカツ以外にも大変人気のコロッケもおススメです。いつも人柄の3人の店員さんのお話も大変面白く、店内もとてもいい雰囲気です。食通の患者様にご紹介したところとても気に入っていただけました。
先月末突然お店の一人の方が急に事故で入院されてしまい今のところ写真のお二人でお店を営業なさっているようです。ぜひ、皆さんおいしいトンカツを食べに行ってお二人に益々元気になってもらいましょう!
とんとん亭 品川区南大井6-16-9 日曜定休 03‐3761‐2750
2020年06月02日 22:10
親知らずの事でお困りの方は当院へお越しください。

東京都大田区|大森駅より1分

ティースデンタルオフィス

〒143-0016
大田区大森北1-1-5 大東ビル102

TEL:03-6277-7778
MAIL:ts@ts-dental.jp

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