フレイル高齢者は1.9倍肺炎にかかりやすく、1.8倍重症化しやすい
フレイルとは、加齢や病気による心身の衰えにより要介護になるリスクが高い状態をいいます。新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学分野の齋藤孔良助教、菖蒲川由郷特任教授の研究グループは、約18万人の65歳以上の高齢者における疫学調査を行いました。その結果、フレイルの65歳以上の高齢者では、フレイル無しの高齢者と比べて約1.9倍肺炎にかかりやすく、また、1.8倍肺炎が重症化しやすい(入院措置になりやすい)ことを明らかにしました。またフレイルの前段階にある高齢者でも、フレイル無しの高齢者と比べて1.3倍肺炎にかかりやすいことがわかりました。
2021年07月28日 18:25