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口腔の健康のためにやめたいと思っている習慣トップ3!(サンスター続き)
① 甘いお菓子20%
中国は15ヵ国中でもっとも高い31%の人が、歯の健康を害する習慣として「甘いお菓子をやめたい」と答えている。
一方、日本では22%、シンガポールでは16%の人が甘いものがいちばん悪い習慣だと回答した。
② 喫煙 20%
喫煙習慣をやめたいと答える人は、ドイツとスペインで27%ともっとも高く、日本ではわずか12%であった。
③ 歯に着色しやすい飲み物 18%
「着色する飲み物をとることをやめたいと答えた人」は、イタリア、インドネシア、ブラジルで22%ともっとも高く、日本は15%、もっとも低いのは中国の11%であった。
笑顔のために人気のケアは「ホワイトニング」
笑顔の魅力を向上させるためのオーラルケアの施術としては、調査対象国平均および多くの国で、「歯のホワイトニング」を希望する人の割合がもっとも多い結果に。とくに、ホワイトニングは、メキシコ、イタリア、スペインでもっとも多く回答されており、47%の人が回答。
日本でもホワイトニングと回答した人は、調査平均よりも高い43%にのぼった。一方タイでは、他の美容的な治療と比較してホワイトニングを選択すると答えたのは26%に留まり、もっとも多い回答は「詰め物・歯の修復」で35%となった。
口腔の健康が全身の健康に関係すると考えている人は、調査対象国平均はわずか21%。それに対し、日本は38%ともっとも多くの方が認識していると回答した。
「口臭」に悩む人が多いのは日本だけ(サンスター)
サンスターは11月8日、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカ地域の15ヵ国で行ない、歯科治療を含む口腔衛生に関する意識調査の結果を「2021 Global Healthy Thinking Report」として公開された。
この調査では、世界各国の口腔衛生、習慣、関心事が明らかになり、自覚している歯の健康状態や口腔の健康と全身の関係についての認知度など、さまざまな調査結果が得られたという。また、各国において、口腔の健康に対する優先順位が異なるものの、世界の人々は全体的にオーラルケアへの関心が高く、健康な口腔環境を意識していることが明らかになった。
15ヵ国平均で、口腔の悩みとしてもっとも多い回答は、日本を除く各国で30%の回答を得た「知覚過敏」。また、アジアの傾向としては、「う蝕がある」「口臭がある」と答えた人の割合が多い結果となった。
また、日本では「口臭がある」が34%と、口腔の悩みとしてもっとも高い回答率で、次いで「歯ぐきの炎症がある、歯周病がある」が29%となり、上位2つの回答率は15ヵ国平均値よりも高いことが明らかになった。ちなみにに、もっとも少ないのはブラジルで、わずか8%。
地域別にみるとヨーロッパでは、イタリアがもっとも多く15%、イギリスではもっとも少なく10%となっています。
口腔の健康、息をリフレッシュするために実施しているオーラルケアについての調査では、「定期的に舌を磨いている」が39%と、3分の1以上の人が回答した。また、33%人が年に2回歯科医院に行くと答えている。洗口液の使用については、日本の口臭を気にしている人の割合が34%と、15ヵ国中もっとも高い結果にもかかわらず、調査対象国でもっとも低い結果に。
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⾮アルコール性脂肪性肝疾患の悪化に、⻭周病原細菌による腸内環境への悪影響
⾮アルコール性脂肪性肝疾患(Nonalcoholic Fatty Liver Disease;NAFLD)は、顕著なアルコール摂取がないにも関わらず、肝臓に脂肪蓄積を認める疾患です。NAFLDは、脂肪蓄積はあってもほとんど進⾏せず予後が良好な⾮アルコール性脂肪肝炎と、脂肪変性に加えて炎症・線維化が顕著で肝硬変や肝臓がんに進⾏するリスクが⾼い⾮アルコール性脂肪肝炎の2種類に分類されます。後者は肝臓関連死が有意に⾼く、⼼疾患によって死亡する可能性も⾼くなるそうです。世界的に患者数は増加の⼀途をたどり、我が国においても1,000万⼈を超える患者が存在すると推定されています。
NAFLD病態を誘発するものとしては、肥満や糖尿病などのメタボリックシンドロームが知られていますが、近年の研究により腸内細菌叢の関与が注⽬。ヒトは唾液とともに⼝腔細菌を飲み込んでいるが、⻭周病患者の唾液中には多くの⻭周病原細菌が含まれている。
九州大学の研究グループは、これまで⼝腔細菌の中でもとくに⻭周病原細菌が、腸内細菌叢や腸管バリア機能、腸内細菌代謝物を変化させることを報告してきました。マウスの食事に歯周病原菌を与える実験結果から、⾮アルコール性脂肪性肝疾患の悪化に、⻭周病原細菌による腸内環境への悪影響が関係していることを発表した。
今回の研究結果によって、⼝腔の健康維持は腸内環境を通じ、全⾝の健康に深く関わっていることが明らかになった。
う歯の割合は8歳がピーク
令和2年度学校保健統計調査の結果を公表された。学校保健安全法により実施される健康診断の結果にもとづき、満5歳から17歳までの幼児、児童および生徒を対象に、発育状態(身長、体重)および健康状態(疾病や異常の有無)について調査が行われた。
う歯をもつ者の割合は、8歳で47.5%ともっとも高かった。一方で、12歳では29.4%ともっとも低かった。9歳から12歳にかけてう歯をもつ割合が減少するのは、乳歯から永久歯へ生えかわることが影響していると考えられる。
また、12歳前後で永久歯への生えかわってから17歳に達するまで、う歯をもつ者の割合は年齢とともに高くなる。17歳でう歯を持つ割合は45.5%を占め、8歳におけるピークと近い値であった。このことから、乳歯列期だけでなく、永久歯に生えかわった後も、う歯ができないよう継続して口腔管理を行うことの重要性がうかがえる。
幼児から高校生にいたるまで、絶えずう蝕のリスクに注意する必要があるものの、う歯の被患率自体は、令和2年度の調査における値が過去5年間で最も低い値となっている。う歯の被患率が減少傾向にあるのは、興味深い。
舌がよく動く人は栄養状態が良好であることが判明
岡山大学は舌がよく動く人は栄養状態が良好であり、身体が元気であることを発表した。今回の研究によって、舌の運動機能を維持すれば、フレイルを予防・改善できる可能性が示唆された。これは介護予防にもつながり、健康長寿社会を目指す日本において、健康寿命を延伸する一助となる可能性がある。
近年、加齢に伴う心身の虚弱のことを指す「フレイル」が注目を集めている。フレイルとは、加齢に伴うさまざまな機能の低下により日常生活に支障が出るなど、要介護状態になりやすい状態を表している。一方で、フレイルは要介護状態になる前の段階であるため、健康な状態に戻ることも可能であるといわれている。
1秒あたりに発音できる「タ」「カ」の回数が多い、すなわち舌がよく動くと、栄養状態が良好であり、フレイルの者が少ないことが明らかになった。また、年齢が高いほど舌が動きにくくなるため、栄養状態が悪く、フレイルの者が多いことも判明した。
馬込文士村文学散歩
30代以上の血糖コントロール不良が歯の損失に影響
糖尿病と歯周病は密接に関係し、互いに影響を及ぼすことが明らかになっている。令和元年国民健康・栄養調査によると、糖尿病は、日本人成人男性の19.7%、女性の10.8%が罹患している身近な疾患であり、糖尿病予備群も男性は12.4%、女性は12.9%もの人が該当すると推計されている。滋賀医科大学とサンスター株式会社は、30代以上で血糖コントロールが悪い人ほど歯数が少なく、高血糖と喫煙により歯の喪失リスクが高まることを明らかにした。また、中年期(40-59歳)において、高血糖(HbA1cや空腹時血糖値が高い)と喫煙の条件がそれぞれ単独で該当する群は、両条件とも該当しない群(正常血糖かつ喫煙なし)に比べてオッズ比が高く、歯の本数が24未満になるリスクが高いことが示された。両条件が重なる群(高血糖+喫煙、糖尿病予備群+喫煙、糖尿病型+喫煙)では、さらにリスクが高いことが明らかに。今回の結果により、糖尿病と診断、もしくは健康診断で糖尿病予備軍と指摘された場合、早期に歯科検診を受けることの必要性が明らかになった。また血糖値が高い人が歯周病やう蝕の予防と治療を十分に行うことの重要性も示唆された。
歯をできる限り残し、いろいろな食べ物をしっかり噛んで食べることは、全身の健康維持に寄与する。そのため、良い生活習慣を心がけるだけでなく、定期的な歯科受診によって口腔内も健康に保つことが、健康寿命を伸ばす秘訣と言える。