東京都大田区大森北の歯科医院 T’s Dental Office[ティースデンタルオフィス]

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歯周病菌が血管の修復を妨げる

東北大学歯学研究科の多田先生らの研究グループは歯周病菌が血管の修復を妨げる仕組みを発見した。健康な歯ぐきでは、血管に損傷が起こると、PAI-1"というタンパク質が働いて血管内皮細胞が破れた箇所を埋めるように移動して血管が修復される。一方、歯周病に罹った歯ぐきでは、歯周病菌(ジンジバリス菌)から産出する酵素が、PAI-1を分解してしまうことで血管内皮細胞による血管の修復が遅れてしまうとのこと。また、遅れるだけではなく、歯周ポケットの出血が続いて、出血が大好きなジンジバリス菌が増殖し、更に歯周病は悪化していく。しかし、最も恐ろしいことは、ジンジバリス菌が壊れた血管から体内に侵入していくことで、アルツハイマー病や心血管疾患などの血管の異常が関わる全身疾患をも悪化させる可能性も考えられる。
 
2022年03月27日 07:59

春の訪れ

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書類の申請のため、最寄りの税務署に散歩を兼ねて往復歩いてみました。お天気も良く気持ちの良い朝です。途中にミモザの木があったので、一枚写真を。黄色く丸い花が特徴で春に人気の花です。アカシアというのが正式な名前らしくオーストラリアが原産地だそうです。ちなみに、ミモザの花言葉は、感謝、友情等々。桜はつぼみがだいぶ膨らんでいました。開花が待ち遠しいですね。
2022年03月16日 20:02

電子タバコの口腔内細菌叢と免疫への影響

紙巻タバコの口腔内環境への影響については長年研究されてきており、その弊害は広く知られている。一方で、電子タバコの口腔内環境への影響については、電子タバコ自体が比較的新しい嗜好品であるため、その長期的影響についてはまだ十分な研究が行われているとは言い難い。
米国ニューヨーク大学の研究チームが、国際学術誌 mBio において発表した論文によると、電子タバコ喫煙者は固有の口腔内細菌叢を有しているという。電子タバコ喫煙者の口腔内細菌叢は、紙巻タバコ喫煙者よりは健康的であるが、非喫煙者よりは健康的でない可能性があり、時間とともに歯周病を悪化させる可能性があるという。電子タバコ喫煙者群に固有の口腔内細菌叢は、宿主の免疫反応を変化させている。そのことは歯周病の臨床指標とも一致しており、電子タバコが口腔内環境にとってリスクになる機序を示している。」と結論づけている。

2022年03月16日 19:54

大阪日帰りセミナー

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先週の水曜日の祝日に、学術セミナーに参加して参りました。コロナ禍ということもあって直前まで開催が危ぶまれておりましたが、中止のお知らせも来なかったので本当に本当に久しぶりに早朝の東海道新幹線を利用して大阪日帰りを果たしてまいりました。品川までの電車は早朝の休日とあってか、ボードを手にした若者やその他お出かけの方々をたくさん見かけ、皆さんそれぞれ趣味の時間を楽しく過ごされるんだなあと羨ましく思いましたが、自分も今まで気付かなかっただけで、もしかしたらセミナー参加が趣味なのかな?。そう思えば他人を羨ましがることもないのではないか。まあ、何とも言えない複雑な気持ちで無事に新幹線に乗ることができました。途中新富士駅の手前で富士山の写真を1枚。名古屋駅を過ぎたころから雪が降り始め、それからは米原付近まで一面の銀世界が車窓から続きました。思わず東海道ではなく東北新幹線にのってしまった錯覚を覚えました。大阪では江坂駅でおりて会場へ。大きな公園もあって大阪といえば繫華街しか知らないので、こんなに落ち着いたよい町があるんだあと勉強になりました。
2022年02月27日 20:35

3回目ワクチン接種受けました

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オミクロン株の爆発的感染により東京都もまん延防止等重点措置が出され、ギスギスした日が続いています。そんな中本日、第3回目のワクチン接種に行って参りました。会場は二子玉川駅から8分くらい歩いたところでした。駅を降り、お天気も良く、ライズショッピングセンターのはずれで雑誌の撮影が行われていて、普段見ることのないようなお顔に小さいすらっとしたモデルさんを見かけることができました。会場では緊張する間もなく高齢者の方々に混じりあっという間に接種も終わりました。時間もまだ早かったので、一度行ってみたかった等々力渓谷まで足を延ばしてみました。あまり人もいなかったので、ひっそりとした風景に期待以上の感動を覚えて写真をパチリ。夏には小さなお子様連れで賑わうのではないかと想像しました。はやく感染予防が進み穏やかな時間が戻ってくれることを祈るばかりです。
2022年02月16日 17:26

母親由来の口腔細菌は母乳栄養児より人工乳栄養児で多い

私たちの口腔には無数の細菌が⽣息しており、最近では消化器や呼吸器など全⾝の疾患とも関係することがわかってきた。そのため、⼝腔細菌が⼝腔に定着していく過程を理解し制御することで、さまざまな疾患を予防できるようになると考えられている。

これまでの研究から、⼝腔には⽣後6週頃までに⼝腔固有の細菌が⽣息しはじめ、そこから次々と多種多様な細菌が定着していくことがわかっていた。しかし、それらの細菌の主要な供給源と考えられている、⺟親の⼝腔細菌の定着量や役割については⼗分に解明されていなかった。
九州大学は、生後4ヶ月の乳児の口腔では母親由来の口腔細菌が定着していること、さらに母親由来の口腔細菌が占める割合は母乳栄養児よりも人工乳栄養児において有意に高くなっていることを明らかにした。 

今回の結果から、母親の口腔細菌が乳児の口腔に移行していること、また母親由来の口腔細菌の定着は乳児の栄養方法と強く関連することが示唆された。

母親の口腔細菌を早期に獲得することが、乳児にとって良いことなのか、悪いことなのかについては、まだ明らかにされていない。今回の研究結果が、母親由来の口腔細菌による子どもの健康への影響について解明するための基盤データとなることが期待される。

2022年02月16日 17:12

40,50代の2人に1人が虫歯の再治療を経験

日本歯内療法学会が20~50代の200名を対象に歯の再治療の意識調査を行ったところ、40代では46%、50代では70%が虫歯の再治療経験があると回答している。新たな虫歯の発生が減少傾向にあるのに比べて再治療が急増していることが分かった。さらに40代で46%、50代で66%の人が、虫歯の治療で歯の神経(歯髄)を抜いた経験があり、歯髄を抜いた(抜髄)歯の再治療の経験がある人は50代で約4割に上った。
同じ歯の再治療を繰り返すと、歯を失うリスクが高まる。抜髄をした歯は、痛みを感じにくく、虫歯に気付くのも遅れがちに。しっかりとしたセルフケアと定期検診が重要になってくる。
2022年02月13日 19:46

口閉じテープで睡眠時の口内乾燥を抑制

厚労省が行った調査によると、平均睡眠時間が6時間以内の成人のうち、約7割は何らかの睡眠障害を抱えており、中でも口呼吸が一因となる睡眠障害が非常に多いとされている。睡眠時の口呼吸は口内から水分が蒸発し、口や喉の乾燥原因に。また、口呼吸で舌が落込み、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因にも。小林製薬の研究で、睡眠時に口閉じテープを使用すると起床時の口内乾燥が抑制されることが分かった。また、睡眠時の脳波、筋電図、呼吸状態などから深睡眠割合が高い傾向にあった。いびきが減少した被験者は深睡眠割合も改善する傾向にあった。
2022年02月13日 19:25

世界各国のお口のお悩みNO1は知覚過敏

サンスターは世界15か国、成人男女15,000人を対象に意識調査を行ったところ、お口の悩みで最も多かったのは、知覚過敏であり15か国平均で30%にのぼった。一方、日本は19%と各国で最も低い結果に。アジアは、他の地域よりも”口臭”と回答した人が多い傾向があり、日本は34%と最も高い結果となった。ちなみに最も少ない8%のブラジルと比べ4倍以上の差に。日本は、”歯ぐきの炎症・歯周炎”も29%で口臭とともに15か国平均値より高いことが分かった。また、オーラルケアに関する問に対して”1日2回歯を磨く”のみ15か国平均を上回ったものの、”舌を磨く”、”フロスを使用”、”砂糖入りのお菓子や飲み物を避ける”に関しては下回った。特に”帰宅後の洗口剤使用している”は最下位であった。
2022年02月13日 19:04

がん患者に対する積極的な抜歯が重要?

がんの骨転移や多発性骨髄腫に対して骨吸収抑制剤が広く用いられている。しかし、重篤な副作用として顎骨壊死の発症が問題になっている。万が一、顎骨壊死が生じると顎の痛みや腫れだけでなく病的骨折、咀嚼不全を引き起こして、場合によっては敗血症の原因となることも。日本やアメリカでは顎骨壊死の原因に抜歯を挙げ、骨吸収抑制剤の投与患者には抜歯いないことが一般的に。この度、長崎大学の五月女先生らの研究グループが発表した結果は、抜歯そのものが顎骨壊死のリスク因子にならないどころか抜歯を避けることが逆に顎骨壊死の発症リスクを有意に増加させる、というものであった。この結果、骨吸収抑制剤の投与している環境下でも、薬剤の休薬なくがん治療と歯科治療が並行して行える可能性が示された。
2022年02月13日 18:34
親知らずの事でお困りの方は当院へお越しください。

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