10代の咀嚼力に問題あり
2020年に日本歯科医師会が全国調査で若年層の口腔機能の実態が明らかに。特に10代は、他の年代と比較して「嚙んでいると顎が疲れる」・「硬いものが嚙み切れない」・「滑舌が悪い」などの項目で回答が多かった。10代は噛む力が未発達という側面もある。しかし、歯並びや歯の白さなどの見た目を気遣う若年層だが、口腔機能の発達が不十分な疑いも垣間見える。
大田区で一般的な歯科診療を始め、インプラントなど審美的なお悩みにも対応します。
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う蝕(虫歯)予防の「フッ化物」配合の歯磨き粉を、正しく使っていますか?
1月初旬、虫歯治療を専門とする日本口腔衛生学会など4学会が合同で、「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法」を発表されました。
そこでは、6歳以上はフッ化物濃度が1500ppmF(日本の製品を踏まえ1400~1500ppmF)の歯磨き粉を、歯ブラシ全体に(1.5~2cm程度)つけることを勧めています。
他にも、歯磨きの回数は「就寝前を含めて1日2回」で、歯磨きをしたあと口に残った歯磨き粉は「軽くはき出す」か「うがいをする場合は少量の水で1回のみ」としています。今まで口をしっかりすすいでいた人にとって「軽くはき出す」は、違和感があるかもしれません。
なお、6歳未満の子どもは、フッ化物濃度1000ppmF(日本の製品を踏まえ900~1000ppmF)の歯磨き粉を、以下の通りの使用を勧めている。
・歯が生えてから2歳
使用量:米粒程度(1~2mm程度)
歯磨きの後にティッシュなどで歯磨き粉を軽く拭き取ってもよい。
歯磨き粉は子どもの手が届かない所に保管する。
歯磨きについて専門家のアドバイスを受ける。
・3~5歳
使用量:グリーンピース程度(5ミリ程度)
子どもが歯ブラシに適切な量をつけられない場合は保護者が歯磨き粉を出す。
これまでよりフッ化物濃度を高濃度にしていて、歯磨き粉のフッ化物濃度は高いほど虫歯予防の効果が高いと考えられているが、飲み込んでしまうリスクがあるため、このような年齢別にしたのだという。
フッ化物なしの歯磨き粉は国際的に非推奨
「歯磨き粉は歯ブラシ全体に」と聞いて、「多い」と思った人もいるのでは?では歯磨き粉をもっと使えば、効果が高くなるのか? そもそもなぜ、歯磨き粉の使い方をいま新たに発表したのか?
歯磨き粉の利用方法に限らず、医療技術の多くは、科学的根拠や利益や有害性を考慮して推奨方法が定められています。そのため国際的に合意されている推奨方法は、研究の進展などに合わせて時々変わっています。 今回の歯磨き粉の利用方法も、現在の国際合意に合わせる形で新たにしました。
フッ化物が入ってない歯磨き粉は推奨しない?
フッ化物が含まれない歯磨き粉は、国際的に推奨されておらず、今回の更新もそれにあわせています。 フッ化物は、細菌がつくる酸によって歯がとかされにくくして、またとかされた歯の回復を促進し、さらに細菌が酸をつくる働きを弱めます。 これまでの研究でフッ化物をふくむ歯磨き粉を使った場合に、虫歯の発生が少なくなることが示されています。 一方で、細菌に殺菌作用のある成分を配合した歯磨き粉であっても、フッ化物を含まない歯磨き粉では虫歯の予防効果は明確ではありません。
フッ化物を口の中に残した方が、虫歯の予防効果が高い?
フッ化物配合歯磨剤は、量や濃度が高いほど効果が高いと考えられます。しかし、ブラッシングの妨げになるくらいつけすぎるのはやめた方がいいでしょう。
歯磨き後は、口をすすがないほうが効果が高い?
あまりすすがず、フッ化物を口の中に残した方が、虫歯の予防効果が高いと考えられています。 そのため、全くすすがないことを推奨する場合もあります。
1日2回の歯磨きを推奨しているが、就寝前ともう1回はいつがいい?
一般的に、朝と夜の2回はみがくのがいいでしょう。昼にもみがける環境であれば、ブラッシングをした方がいいでしょう。
他に推奨する歯磨きの方法は?
歯磨きの方法はさまざまにありますが特定の方法が誰にでも良い、というのはないようです。歯科医院で自分の歯磨きの弱点や良いみがき方を教えてもらうのもいいでしょう。歯の間を清掃するデンタルフロスや、歯と歯の隙間が比較的広い場合に使える歯間ブラシ、電動歯ブラシなどを利用するのも良いでしょう。歯磨きの時間に関しては2~3分以上みがくことが推奨されることが多いようです。
こどもの頃と比べて歯磨きの常識が変わったと思っている人も多いのではないだろうか?
私は近頃「口をすすがない」方法にかえました。当初は口の中が違和感でいっぱいだったが、意外にも数日で慣れてしまった。みなさんも時代にあった正しい方法で歯の健康を守っていただきたいと思います。
日本口腔衛生学会と日本小児歯科学会、日本歯科保存学会、日本老年歯科医学会は1月1日、「4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法」を発表した。
フッ化物応用に関する研究のアップデートや、市販歯磨剤におけるフッ化物濃度の変更、国際的な推奨の更新を受け、日本のう蝕予防および治療を専門とする4学会が合同で、現在の日本において推奨されるフッ化物配合歯磨剤の利用方法をまとめる運びとなった。
厚生労働省は2017年3月17日、フッ化物配合歯磨剤に含まれるフッ素濃度の上限値を1,500ppmに引き上げた。それを受け、日本口腔衛生学会のフッ化物応用委員会では新たな使用基準を設けた。
しかしこの使用基準が発表されてからすでに5年以上の年月が経ち、現在国際的に推奨されている水準とは乖離している部分が多くみられるため、日本の状況を考慮した上で、今回の推奨が作成された。
今回発表された内容で特に従来の推奨と大きく変わった点としては、以下の2点が挙げられる。
① 0〜5歳までに推奨されるフッ素濃度が、500ppm(泡状歯磨剤であれば1,000ppm)から1,000ppmに変更。
② 6〜14歳の枠が廃止され、6歳以上であれば1,500ppmのフッ素濃度を推奨。
小児に推奨するフッ化物濃度について
歯磨剤のフッ化物濃度は高いほどう蝕予防効果が高いと考えられるが、4学会では誤飲によるリスクを考え、年齢別の推奨を行っている。特に歯の形成期である乳幼児・小児に対しては、歯のフッ素症のリスクと、う蝕予防のメリットのバランスを考慮する必要があり、メリットがリスクを上回ると考えられる利用方法を踏襲したとのこと。
また、乳幼児向け歯磨剤については、チューブ1本分の量を飲み込んでも問題ないとされているが、乳幼児が誤って誤飲しないよう、使用方法や保管場所に注意すると述べられている。加えて、日本で販売されている1,450ppmフッ化物配合歯磨剤は、味などの点において小児向けの製品が少ない。今後は、小児に対しても1,450ppmフッ化物配合歯磨剤の需要が大きくなると考えれられるため、小児向け製品の販売が望まれている。
さらに、歯磨剤の国際規格(ISO 11609)では、容器にフッ化物の種類と濃度を表示することが義務づけられているが、現在日本で市販されている多くの歯磨剤には、配合されているフッ化物濃度が記載されていない。今回の新たな推奨を遵守するためにも、歯磨剤のフッ化物濃度の明記を求める旨が述べられた。
根面う蝕の予防に有効な5,000ppmフッ化物配合歯磨剤について
海外では5,000ppmの高濃度フッ化物配合歯磨剤の有用性が広く知られており、特に初期活動性根面う蝕においては、5,000ppmフッ化物配合歯磨剤の使用によって進行が停止する明らかなエビデンスが示されている。
歯根面が口腔に露出しやすい高齢者で、根面う蝕が多発するようなケースについては、5,000ppmフッ化物配合歯磨剤が有用であるため、昨年日本歯科保存学会が発表した「根面う蝕の診療ガイドラインー非切削でのマネジメントー」でも推奨されるようになった。
先進諸国の多くは5,000ppmフッ化物配合歯磨剤を歯科医師が処方しているが、処方箋なしで購入できる国も増えているという。日本においても、5,000ppmフッ化物配合歯磨剤の販売認可が求められると述べられた。
フッ化物配合歯磨剤がチタンインプラントを腐食させるリスクについて
高濃度で酸性のフッ化物を用いる歯科医院での局所応用には、チタンインプラントを腐食させる可能性がある。しかし、低濃度で中性のフッ化物配合歯磨剤については、その可能性はないと考えられている。
また、フッ化物を配合しない製品に使われることがあるクロルヘキシジンには、う蝕予防効果がないことが報告されており、使用上の注意も存在するとのこと。
天然歯へのう蝕予防効果を考えると、インプラント患者においてもフッ化物配合歯磨剤の利用が推奨されているため、今回の推奨にも、6歳以上の「洗口その他の注意事項」部分にその旨が明記された。
3ヶ月で11.3キロのダイエットに成功した、歯科医師・宮本日出先生の著書『レモン水うがいダイエット』から、「デブ味覚」について紹介します。(以下抜粋)
太った人は「デブ味覚」になっている!
「食べるのを我慢するのがつらい」、「甘いものを食べたり、辛いものを食べたりを繰り返してしまう」。ダイエット経験のある人なら、こうした食欲を抑えるむずかしさを実感しているでしょう。食欲を抑えるのが難しくなってしまっているのには、大きな理由があります。それは、味覚が鈍感になっているからです。
肥満の人は4つの「基本味覚」のすべてが鈍感になり、標準体型の人とは異なった味覚、いわゆる「デブ味覚」になっているとされています。
肥満度を表す指標にBMI(Body Mass Index)があります。BMIは[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出しますが、このBMIの値が22前後が標準体重とされ、25以上になると肥満となります。
オーストラリアで行われた味覚と肥満に関する研究によると、BMIが25以上の肥満の人と標準体重以下の人を比べたところ、25以上のグループのほうが味覚は鈍感だったという結果が出ています。
つまり、味覚が鈍感になると、たくさん食べても、食に対する満足感が得られず、満足するまで必要以上のエネルギーを摂取してしまうため、なかなかやせることができないというわけです。
私たちの舌には「味蕾」と呼ばれる突起物があり、そこで食べ物の味を感じます。これが味覚といわれるもので、次の4つが「基本味覚」とされています。
1.苦味
2.酸味
3.塩味
4.甘味
この4つの基本味覚は、それぞれ敏感さに差があります。
もっとも感じやすいのが苦味で、1→4の順に感じにくくなります。苦味をもっとも敏感に感じるのは、多くの毒物に苦味の成分が含まれているからです。体には、「苦味を感じるもの=有害物」と無意識のうちに鋭く察知し、“危険のシグナル”として避けようとする本能が強く備わっています。そのため、苦味には食欲を抑制する働きがあるのです。
次に感じやすい酸味は、腐敗を感知する味覚です。これもまた、生きるための注意信号として、味を感じやすくなっています。この「味を感じやすいグループ」である苦味と酸味の含まれる食べ物は、どちらかというと、日常生活ではとりすぎることはありません。
一方、塩味と甘味は「味を感じにくいグループ」です。塩分も糖も「とりすぎてはいけない」とよくいわれますが、それはとりすぎてしまうほど「感じにくい味」だからです。
塩味を感じさせる塩分は、体内のバランスを調整するのに重要な役割を果たします。塩分不足になると栄養を体内に取り込めなくなるので、一定程度以上取り込めるように、舌は塩味を感じにくくなっています。また、甘味を感じさせる糖は体のエネルギー源となります。確実に生命を維持するために糖をたくさん食べられるように、甘味も感じにくくなっているのです。
このように味覚は食欲と深く関係があることが、おわかりいただけたのではないでしょうか。ダイエットを成功させるには、こうした味覚の感じ方をコントロールし、食欲を抑えることがカギとなります。
こんな生活で「デブ味覚」になる
では、デブ味覚になってしまう食生活や、脂肪の多い太りやすい食生活になってしまう原因は何なのでしょうか。
1.洋食中心の食生活
現在の食生活には加工食品や出来合いの惣菜が欠かせません。店で提供されている食事は伝統的な和食よりも洋食のほうが多いです。洋食は総じて味が濃く、脂肪の量も多くなりがちです。
こうした食事に慣れてしまうと、淡泊で低脂肪な食事では物足りなくなってしまいます。するとだんだんと摂取カロリー過多となり、消費されなかったエネルギーが脂肪となって体に蓄積されていきます。
2.朝食抜きの生活
実は、朝食を抜く生活も太る要因の1つです。朝食を抜いて長時間体内に栄養が入らなくなると、体が飢餓状態になります。体に入った食べ物から、わずかな脂肪でも体に蓄えようとするため、肥満の原因になってしまうのです。
特に若い人たちのあいだには、朝食をとらない人が増えてきています。
平成30年の厚生労働省の調査によると、20〜29歳で朝食を抜く人の割合は、男性で約29.9%、女性で約18.9%、一人暮らしの人では、男性で約68.8%、女性で約16.7%となっています。
その後、コロナ禍による在宅時間の増加により、20〜29歳で朝食を抜く人の割合は、男性で約27.9%、女性で約18.1%、一人暮らしの人では、男性で約29.2%、女性で約35.7%となっています。全体としては、コロナ禍以前よりは朝食を抜く人の割合は減りましたが、1人暮らしの女性については増加しています。
新しい生活様式の定着により、朝食をとる健康的な生活をする人が増えた一方で、収入の減少から朝食をとらなくなる人も現れるなど、二極化が進んでいるようです。
3.テイクアウト、冷凍食品をよく食べる
新型コロナウイルス感染症による自粛生活では、8割以上の人が飲食店のテイクアウトを利用するようになり、冷凍食品やレトルト食品を活用する人も増えました。いずれも味が濃く、脂質や糖質の多い、ダイエットにはもっとも不向きな食事です。
こうした生活を続けていては、どんなにダイエットをしてもうまくいきません。この食生活によってますますデブ味覚になるからです。
我慢しようにも、デブ味覚が「もっと食べたい!」と暴れ出してしまいます。脂質の多い食事をとることで、さらに味覚が鈍くなり、どんどん太っていく、という負のループに入ってしまうのです。
やせるためには、通常の味覚を取り戻し、食生活を変え、負のループをどこかで断ち切る必要があります。
糖尿病のコントロールが十分に行われていない方の歯周病の罹患率は、健康な人よりも高く、何らかの口腔内の常在菌に対して感染が起こっている可能性はきわめて高い。
お口の中の常在菌を含めた細菌感染によって歯肉が炎症を起こし、さらに糖尿病になると、より感染しやすい全身状態になってしまいます。
歯科領域に限らず、何らかの観血的な処置を施そうとする場合には、糖尿病コントロールが良くなってから施術することが望ましい。しかし、口腔内の処置を始める段階で糖尿病コントロールが悪いことが判明したからといって、歯科治療を一切行わないことはできない。
特に抜歯などの観血的な処置をする場合、血糖値が高い低いということだけで判断をせず、基礎疾患や起こりうる合併症を念頭に、どのような処置を選択するのかということを常に考えなければならない。
また、糖尿病コントロールが悪い場合に対して口腔内の手術を行う際は、医科歯科連携を行い、経口血糖降下薬やインシュリンの投与をこれまで通り継続してよいのか確認することが重要になる場合もある。
35~44歳の2型糖尿病患者は、糖尿病のない健康な方と比べて歯周病有病率が10%以上高いことがよく知られている。食事療法や運動療法がなかなか行えない高齢者や認知症患者の方が糖尿病コントロールが不十分なイメージがあるが、実は30代、40代の働き盛りの人たちの方が糖尿病コントロールがうまくいっていない。
糖尿病のお薬や治療をされているが、目標とするHbA1cに至っていない「医療的イナーシャ」というものがおり、それが将来的な歯周病の発症、それに伴う歯科疾患の予備軍となっている。こういった方々が高齢になり、自分で自覚症状等を訴えることができなくなった場合は、今まで以上に医科歯科連携を密にして、最良の歯科治療を行うことが肝要である。
糖尿病のコントロールが不良の患者さんに対して歯周病治療を優先させると、HbA1cは大きく低下するということがわかっている。そのため、糖尿病患者さんのHbA1cが高値もしくは目標値に達していなかったとしても、積極的に歯科治療が必要です。
いずれは経口摂取ができなくなる日が来るとしても、残された時間の中で少しでも口から食べられるように、もしくは味だけでもわかっていただけるように我々医療従事者は、これまで以上に口腔管理をして参りたいと思います。
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