10人に1人は重篤な歯周病
先述の芳賀先生のご講演の続き、歯周病編です。スリランカで行われた実験で、茶摘みに盛んな地域で毎日一日の行動が皆同じで、口腔清掃の習慣のない人達の歯周病の進行状況を調べてみた。そこで分かった分布割合は、急速に進行しているのは8%、中程度に進行しているのは80%、進行していないのは12%であった。世界的にみても、急速に進行してしまういわゆる重篤な歯周病にかかっている割合は10%程度という。一般的に歯周病のリスクは沢山あるが、トップ3をあげてみると、①喫煙、②糖尿病、③遺伝。この3つのうち2つ以上リスクがあれば、より問題が起きやすいだそうです。また喫煙、糖尿病、遺伝の順で問題が起きやすかった。ただし、メンテナンスの頻度が多いほど問題は起きにくいとのことです。
2022年05月08日 18:13