東京都大田区大森北の歯科医院 T’s Dental Office[ティースデンタルオフィス]

大田区で一般的な歯科診療を始め、インプラントなど審美的なお悩みにも対応します。

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チーズの力

私たちは日々の食事に多くの種類の発酵食品をうまく取り入れている。伝統的な和食の味噌や醬油に加えて、中華料理、インド料理、イタリアン、フレンチからも様々な種類の発酵食品を摂取している。このような食生活は腸内細菌叢の多様性と健康にも密接に関係していると考えられている。
日本では明治期以降に作られるようになったチーズであるが、牛乳や水牛、ヒツジ、ヤギの乳を乳酸菌で発酵させ、レンネット(仔牛の第4胃から採取された酵素、近年は植物性および微生物由来)を添加して固め、残りの液体部分(ホエイ)を抜き、熟成させて出来上がる。世界には1000種類以上あると言われている。最も生産量の多いチェダーチーズやオランダ名産のゴーダチーズが知られており、その他カビを用いたカマンベールやゴルゴンゾーラもあり、微生物の連携で多様なチーズが生み出されている。チーズの栄養成分で特筆すべきは、カルシウムの貯蔵庫である。このため、高齢者の骨粗しょう症を防ぐ救世主になる。この他にも、イライラを防ぎ、血圧上昇を抑えること、食べて瘦せるダイエット効果、そして虫歯予防効果、白カビチーズの認知症予防効果などますます広がるチーズの可能性が最近の研究で明らかになってきている。
 
2022年08月14日 21:38

口腔内細菌と全身疾患の関わり

姫路医療センター呼吸器内科とサンスター株式会社の共同研究でお口の中の細菌が肺の感染症を引き起こすことを発表した。今回の研究では、肺膿瘍や膿胸(肺に膿が溜まっている状態)から採取された膿の中の細菌とお口の中の細菌が遺伝的に一致したことが明らかになった。このことから改めて口腔内細菌がう蝕や歯周病のみならず他の臓器に感染を引き起こすことが言える。実際に糖尿病、ガンなどは口腔内細菌と相互作用の関係を持っていることが明らかになっており、その他、誤嚥性肺炎、低出生体重児、アルツハイマー型認知症、関節リウマチなどは発症、進行促進リスクが高まることが明らかになっている。このように歯科疾患のみならず全身疾患の予防のためにも、口腔健康管理はとても重要だと言える。
2022年07月10日 16:28

歯科用レーザーエルビウム・ヤグレーザーの導入

歯科用に開発されたレーザーは4つある。炭酸ガスレーザー、半導体レーザー、ネオジウム・ヤグレーザー、エルビウム・ヤグレーザー。その中でもエルビウム・ヤグレーザーは、その他の歯科用レーザーと比べて組織深部への影響が最も少なく、痛みが非常に少ないのが特長です。また、音と振動が抑えられ、患部をピンポイントで治療できるなど患者さんの負担を軽減する多彩な機能を備えています。
2022年07月07日 08:12

あいにくの雨

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先週日曜日に研修会出席のため、京都に日帰り旅行に行って参りました。久しぶりの京都でしたので嬉しさのあまり、研修会の始まるわずかなすきま時間を最大限に活用すべく、念入りな観光計画を立てて始発電車を利用していざ京都へ!しかし待ち構えていたのは残酷なまでの大雨でした。スーツを着ていてしかも結構激しく雨も降っており、さすがに観光はあきらめざるを得ません。以前行ったことのある京都駅地下街にあるイノダコーヒーで美味しいコーヒーとケーキを頂きながらゆっくりと贅沢な時間を過ごすことが出来ました。結果的には自分なりに良い選択だったと思います。これからは落ち着いた行動を取るように戒められた感じがした経験となりました。18時に研修会が終わったころにはすっかり雨も止んでおりました。
2022年07月05日 07:23

世界一の病気とは?

世界中の大学や研究機関が参加する国際的な調査が2010年に発表した約300ある病気の中で一番多い病気が、”未処置の永久歯う蝕予防”だった。ちなみに6位は歯周病、10位は未処置の乳歯う蝕、36位が歯牙喪失であった。これを受けて2021年に世界保健機関(WHO)は世界保健総会にてより良い口腔保健を達成する決議が採択された。決議に至った口腔保健の重要性のいくつかの中で、興味深かったものは、①歯科疾患の有病率は高く、そのため経済的負担も大きい、②口腔疾患の多くが、心血管疾患、糖尿病、がん、肺炎、肥満、早産など他の病気と関連すること、③学校や仕事の欠席につながり生産性を低下させる、④貧困層や社会的に不利な立場にある人に多い、など。
最近の日本ではう蝕は減っていると言われているが、平成28年度の調査では成人では3人に1人は未処置う蝕を持っていてまさに世界水準の結果に。そして近年、高齢者のう蝕・歯周病の増加が大きな問題となっている。今回の決議を通して日本も予防について真剣に取り組まなければならない状況になっている。
2022年06月26日 18:27

「感染症予防にはオーラルケアが重要」一般人の約半数が“知っている

ライオン株式会社は、コロナ禍におけるオーラルケアに対する意識や行動についての調査結果を発表した。

今回の調査結果によると、コロナへの罹患経験がない方の51%が、歯磨きや舌磨きなどのオーラルケアが感染症予防につながる可能性があることを「知っている」と回答し、コロナ罹患経験者においては44%が「知っている」と回答した。また、コロナ罹患経験者で「知っている」と回答した方の38%は「罹患をきっかけに知った」と答えた。

 

一方で、歯磨きなどのオーラルケア行動に関しては、コロナ罹患経験の有無に関わらず、コロナ禍でもほとんど変化は認められなかったとのこと。ただし洗口剤においては、他のセルフケア用品と比べて、使用頻度が上がった方が多い結果となった。

感染症予防にオーラルケアが重要だということを知っていても、普段のオーラルケア行動には反映されにくいということが明らかになった。

2022年06月23日 08:01

変わるもの・変わらぬもの

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先週日曜日、久しぶりに秋葉原に行って参りました。日頃、大変お世話になっております株式会社松風さんのセミナー出席のためです。今回は対面式のセミナーでした。内容も大変充実していて出席出来て本当に満足でした。また、普段観ているオンラインセミナーと違って、受講されておられる先生方の反応が見れたり、会場の隅には展示ブースが準備されていて、製品などの丁寧な説明を社員様から伺えて本当に参考になりました。
セミナーが終わり少し時間があったので、会場を出て電気街に向かいました。お目当ての(当院の受付にある)ハロゲンランプを探しに。向かった先は祖母の代からお世話になっているオノデンという電気屋さんです(以前もこちらのお店で購入してます)。おそらく創業70年近くになるのでは。自分も学生時代にステレオ購入や、また、開業以来4階にある照明器具のフロアには、(近隣の家電量販店には取り扱いのないものまで)幅広く製品を取り扱っておられるので非常に頼もしい存在です。今回も迷いなく、エレベーターを駆け上がり4階に。と、その時一瞬、おかしな雰囲気を感じました。なんとそこは異質な空間が広がっていたのです。後から調べて分かったことなのですが、”ジーストア・アキバ”といって、公式キャラアパレル、グッズ、衣装?など今のアキバを象徴するショップとなっていたのです。自分一人が宇宙空間に投げ出されたような感覚に襲われながら階段を下り、改めて店員さんに(探している)ハロゲンランプを尋ねたところ、取り扱いはないとのことでした。ガッカリしながら駅に向かう途中、メイドカフェのスタッフさんが元気よく通行人に客引きしている光景を目にしました。勝手にメイドカフェはもう衰退したのではないかと(おそらく15年以上前から存在している)思い込んでいたのですが、いまだ健在でした。きっとこれからのアキバを背負って立つ存在となるのでしょうと、彼女らがとても頼もしく思えました。ちなみに駅の反対側にあるヨドバシカメラに行ってみたらなんとお目当てのものが見つかり本当に助かりました。各フロア物凄い人出があり、本当に驚きました。
2022年06月15日 17:25

くろさわ東京菜

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先日、患者さんのお一人から美味しいと評判の中華料理店を紹介されました。その名は”くろさわ東京菜”です。大森駅から徒歩10分くらいにある小さなお店です。早速本日のランチに行って参りました。11時半の開店に合わせて伺ったので、2番目に通されました。運よくまたさせれることなく入店できました。人気店らしくしばらくすると席はおおよそ埋まっておりました。ランチはセットのメニューのみでメインをいくつかの中から選択するようになっております。サワラの前菜から始まり、スープ、メイン2種類、デザートなど、どれも結構美味しくて大満足でした。お隣でビールを片手にお食事を楽しむ常連さんらしきお客さんに思わず、お昼からお酒飲めるカッコよさを見せつけられ、下戸の私にはとても羨ましく見えました。お店教えてくださった患者さんにも感謝申し上げます。
2022年05月25日 16:35

大腸がん予防に寄与する可能性のある歯周病治療

大腸がんは、悪性腫瘍の中でも、肺がんに次ぐ第2位。大腸がんは、特定の微生物をターゲットにした予防法は確立されていない。近年、歯周病に関連しているある口腔内常在菌が大腸がんの発生や進行に関連している可能性が注目されている。横浜市立大学医学部・付属病院口腔外科の共同研究で、3か月の歯周病治療後に大腸がんの患者の便中から口腔内常在菌が減少していて、大腸がんの発がん予防や進行抑制に効果がある可能性が見出され、今後の研究の注目が集まっている。
2022年05月08日 19:05

奥歯の嚙み合わせがない高齢者は、高血圧リスクが1.7倍に上昇

2018年の国民健康栄養調査によると、60歳以上の約25%が咀嚼機能の低下を訴えている。一方、75歳以上の約70%が高血圧と言われている。兵庫県立医科大学と新潟大学医歯学総合研究科の調査で、食品を嚙み砕く能力が高ければ、高血圧に対して予防的な食生活を維持することに有効であることが明らかにされた。歯を失った人は柔らかく噛みやすいものを摂取しがちになり、食物繊維や栄養価の低い傾向になる。よく嚙める良好な口腔状態を維持しながら適切な食事指導を受けることで、高血圧の予防に気を付け健康寿命の延伸につなげていきたいものです。
2022年05月08日 18:42
親知らずの事でお困りの方は当院へお越しください。

東京都大田区|大森駅より1分

ティースデンタルオフィス

〒143-0016
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