過剰な力で歯を傷めていませんか?
被せものが欠けた、外れた、壊れた?それってもしかすると歯ぎしりや食いしばりのせいかもしれません!歯に加わる過剰な力は歯を傷めて壊してしまうことがあるので要注意です。過剰な力とは、就寝中に起こる歯ぎしり、仕事中や家事に集中している時に起こる食いしばり(歯の接触癖TCH)などが挙げられ、チェックポイントとして歯の表面が擦り減って短く見えたり、歯が移動して隙間が出来たり、舌の脇に歯型(圧痕)がついていたり、骨がこぶのように隆起していらっしゃるかたは要注意です。この過剰な力によって引き起こされる最悪の事態が、歯根破折です。歯の疲労骨折のようなもので、過剰な力によって傷んで歯根が破折するとどうしても歯を抜かなくてはなりません。とくに神経を取って弱くなっている歯に起きやすいので治療した歯が多いかたは注意が必要です。
まずは、ご自身の習癖に気付き、睡眠の質を向上させ(睡眠時無呼吸や逆流性食道炎の治療、気分転換や適度な運動、大量飲酒やカフェイン過多に注意)、歯科医院でマウスピースを作って歯を守りましょう。
2023年01月03日 16:39