東京都大田区の歯科医院 T’s Dental Office[ティースデンタルオフィス]

一般的な診療を始め、インプラントなど審美的なお悩みにも対応します。

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がん患者に対する積極的な抜歯が重要?

がんの骨転移や多発性骨髄腫に対して骨吸収抑制剤が広く用いられている。しかし、重篤な副作用として顎骨壊死の発症が問題になっている。万が一、顎骨壊死が生じると顎の痛みや腫れだけでなく病的骨折、咀嚼不全を引き起こして、場合によっては敗血症の原因となることも。日本やアメリカでは顎骨壊死の原因に抜歯を挙げ、骨吸収抑制剤の投与患者には抜歯いないことが一般的に。この度、長崎大学の五月女先生らの研究グループが発表した結果は、抜歯そのものが顎骨壊死のリスク因子にならないどころか抜歯を避けることが逆に顎骨壊死の発症リスクを有意に増加させる、というものであった。この結果、骨吸収抑制剤の投与している環境下でも、薬剤の休薬なくがん治療と歯科治療が並行して行える可能性が示された。
2022年02月13日 18:34

口腔内細菌に対するエタノールの相反する作用

近年、アルコール飲料由来のエタノールから口腔内細菌が、発がん物質であるアセトアルデヒドを産生して、口腔がんを発症するの可能性が注目されている。一方で、高濃度のエタノールはマウスウオッシュに用いられ、口腔内細菌によるアセトアルデヒド産生の基質としての働きと、口腔内細菌を除菌、殺菌する働きの相反する作用を持っている。この度、東北大学高橋教授らの研究グループはエタノールの二面的生物作用とその濃度との関連性を発表した。結果としては、濃度により作用は変化するものの、明確な境界は示されず、一定濃度下で重複していた。考察として、飲酒時相当の中濃度では、口腔内細菌の除菌、殺菌作用は低く、口腔内細菌のアセトアルデヒド産生能が高まるため、長時間及び頻繫な飲酒は口腔がん発症リスクを高める可能性が示された。
2022年02月13日 18:01

歯周病悪玉菌

(天野先生のお話)
歯の表面に付いているバイオフィルムの中には、歯周病菌集団(レッドコンプレックス)と呼ばれる悪玉歯周病菌が存在します。このコンプレックスは主に3種の菌で構成されておりますが、中で最も強いボス的な存在のポルフィロモナス・ジンジバリスは、タンパク質と鉄(特に出血!)が大好きです。健康な歯ぐきには出血がないので寄り付きませんが、一旦、歯磨き不足によって引き起こされる歯ぐきの出血が起こるとけたはずれに増殖していきます。またさらにタバコでも元気になることが知られています。出血というものがいかに危険な状態なのかが科学的に理解されていますので、普段から気を付けたいものです。
2022年02月02日 15:09

根面う蝕とフッ化物の応用

(天野先生のお話)
超高齢社会を迎え、深刻な問題として、65歳以上の歯科医療費の増加傾向が2005年以降目立ってきています。原因として歯科受診率が上がり歯牙を残せるようになったこともありますが、より大きな原因として年齢の増加に伴う低下する唾液量(ドライマウス)が挙げられます。緩衝能と言って唾液が多く存在すれば、お口の中の雑菌も薄まり悪さもしづらい状態です。しかし、その緩衝能が下がれば危険な状態になります。
また、年齢とともに歯茎が下がり、歯芽の根の表面(根面)が露出すると、さらにう蝕が早く進行します。普段歯茎がきちんとした位置にあればエナメル質に守れている歯芽が、歯茎が下がることで根の表面にある象牙質が唾液にさらされるようになります。エナメル質に比べてコラーゲンを多く含む象牙質はミネラルの溶出が速いために、容易にう蝕の進行が早く進行します。また溶解する酸性ペーハー(ph)もエナメル質(5.5)に対して象牙質(6.5)は高いので、さらに容易にう蝕が進行します。ちなみに無味の炭酸水がph5.5で普通のお水はph7.0です。
実は、高齢者に限らず、一般の年齢の方々にもう蝕になり易い傾向にある人は、本当に注意が必要です。私たちのクリニックにおいても、う蝕の治療後、何年かしか経過していないにも関わらずあっという間に悪化して”抜歯しなければならない直前”なんてこともたまに経験します。このような状況下で何とか問題解決はないのかと思っておりましす。そこで、今現在、一番有効な手段としてはフッ化物配合の歯磨き粉と洗口剤の両者の助けです。日本歯科保存学会から”出ています根面う蝕の診療ガイドライン”の中に、フッ化物配合(1,100~1,400ppmf)の歯磨剤とフッ化物配合の洗口剤を毎日併用することを推奨ことも言われています。
2022年02月02日 12:09

よく噛めない男性は メタボになりやすいことが判明

近年、咀嚼機能が低下すると、さまざまな健康への悪影響を生じることが注目されている。
新潟大学と大阪大学は,咀嚼能率が低いとメタボリックシンドロームの新規罹患率が高くなり、とくに高血圧、脂質異常、高血糖のリスクが高くなることを発表した。また、こういった傾向は女性ではみられなかったという。今回の研究結果は、メタボリックシンドロームに罹患していなかった集団を4年間追跡調査することで、世界で初めて判明したという。「よく噛めない」ことは生活習慣病のリスクになり、そこには性差があるということが明らかになった。

追跡期間は平均4.4年で、男性の場合、よく噛める人に対するよく嚙めないひとのメタボリックシンドローム罹患率は2.24倍で、統計学的に有意だったが、女性の場合は1.14倍と統計学的に有意ではなかった。また、高血圧と高血糖、脂質異常の罹患率についても、男性のみに有意なリスク比が得られ、その値は高血圧が3.12倍、高中性脂肪血症で2.82倍、高血糖で2.65倍であった。

このメカニズムについては、咀嚼能率の低下による食物・栄養摂取への影響が介在していると考えられている。そして性差については、女性の場合、閉経期以降のホルモン変化による影響や食習慣の違いなどから、男性と比べて咀嚼能率低下の影響が出にくかったのではないかと考えられている。

今回の研究結果によって、咀嚼能率が低い男性はさまざまな疾病に罹患しやすくなることが判明した。

残存する歯の数が少なくなってしまったことで「よく噛めない」状態になってしまった人達への注意喚起はもちろんのこと、食べ物を「よく噛まない」方にも「咀嚼する」という行為の重要性を伝えられる研究結果ではないだろうか。今後は、咀嚼能率の低下と食習慣との関係が明らかにされ、より具体的な指導や改善プログラムの提案ができるようになると期待されている。 

2022年01月19日 15:55

歯周再生治療

失われた歯周組織を再生する治療があります。歯肉や歯槽骨が破壊されていても、再生療法という選択肢があります。外科手術で歯肉切開の後に残った歯石や不良な歯ぐきを取り除いて再生療法薬を用いて元通りとまではいかないものの、ある程度の歯槽骨の再生を促すことでご自身の歯をより長く残す可能性があります。当院では、リグロス(科研製薬株式会社)を使用する保険医療を中心に、治療費用の面で負担の軽減を図りながら行っております。お気軽にお問い合わせください。(一部の症例におきましては材料や術式の都合により自費治療となる場合もございます。)
2022年01月13日 23:56

マイクロスコープの導入

根管治療90%以上の成功率を誇る欧米では、マイクロスコープの必要性、有効性が認められている。人間の目の解像度は、0.2mmが限界とされている。ちなみに、ルーペ(拡大率4倍)では、0.05mm。歯科治療の中で最も細かい作業が根管治療であり、その根の最も狭窄している辺りが0.01mm。当院で使用している高倍率(20倍)で0.01mm。ほぼ細部が確認出来る様になれば、治療精度の向上に貢献できます。また、健全な歯の表面をなるべく削らない低侵襲な治療が可能になるため、虫歯治療や歯周病治療など様々な場面で活躍する。カメラ機能があり静止画や動画を用いて皆様に説明するため治療に対する理解がさらに深まります。
2022年01月13日 23:50

マウスピース型の歯列矯正

目立たない!ハリガネを使用しないので見た目を気にすることなく歯並びをなおすことが出来ます。取り外し可能なので通常の食事が可能です。また、従来の矯正装置のようにお口の中を傷つけることがありません。治療の流れとしましては、①相談・診断②治療の計画・3Dシュミレーション(ここまでは無料です。)③アライナー製作・治療開始④治療後の保定。症例の適応例は限られますが、従来の矯正治療に比べて期間や費用が抑えられます。今年限定キャンペーン価格50万円(税別)で実施しておりますので、ご興味ある方はお早めに。
2022年01月13日 23:40

光で型取りで楽々。

小型カメラでお口の中を撮影して、その画像を3Dデータ化する仕組みで、従来の粘土のような材料による型取りと比べ、より精密な結果得られます。このことから、完成した詰め物やかぶせものの適合性が格段に良くなります。お口の中にスッと馴染み、長期にわたる安定した予後が見込めます。型取りに伴う従来の材料を用いない為、不快感を感じることなく嘔吐反射も出にくいので苦痛もなくなります。。また、カメラによる撮影時間も5分程度で従来の約4分の1に短縮可能に。また、廃棄物も出ないので地球にも優しくなります。以上のように精度は向上し優位性はあるものの症例によっては、従来の方法と併用する柔軟性が必要です。
2022年01月13日 08:42

歯周治療が大腸がんに関連する細菌の動向に影響

日本において、男女あわせた大腸がんの罹患数は非常に多く、悪性腫瘍の中で第2位といわれている。そのため、大腸がんの予防を行うことは喫緊の課題である。胃がんは、ピロリ菌を除菌することによって予防効果があると知られているが、大腸がんについては、まだ特定の微生物をターゲットにすることが確立されていない。

Fusobacterium nucleatum は歯周病に関連する口腔内常在菌である。近年、Fusobacterium nucleatum は大腸がんの発がんや進行と関連があると報告されており、大腸がん研究において非常に注目される細菌として知られるようになった。

また、歯周病の指標の一つである4mm以上の歯周ポケットを有する者の割合は、45歳を越えると50%以上になり、多くの日本人が歯周病を抱えている。加えて、歯周病は糖尿病や動脈硬化、脳卒中などの全身疾患と強く関連しており、歯周病への関心はますます高まってきている。

横浜市立大学は,大腸がんの発がんや進行に関連するとされている Fusobacterium nucleatum(フソバクテリウム・ヌクレアタム)という細菌が、歯周治療によって便中から減少することを臨床研究において明らかにした。今回の研究結果によって、歯周治療を適切に行うことで、大腸がんの発症予防や進行抑制ができる可能性が示唆された。

一方で、「なぜ歯周治療で便中の Fusobacterium nucleatum が減少したのか」といった作用機序は解明できておらず、今後の検討課題とされている。また、進行した大腸がん患者は対象としていないため、今後はこういった患者への効果についても検討していく必要があると考えられている。歯周病と全身疾患の関わりについては、以前からさまざまな研究で報告されている。今後の研究で作用機序が明らかになれば、一般の方にとって、歯周治療の重要性をより強く感じるきっかけになるかもしれない。「口腔の健康は全身の健康につながる」ということを、少しでも早く、そして少しでも多くの方が認識し、理解することを願ってやまない。

2022年01月12日 16:47
親知らずの事でお困りの方は当院へお越しください。

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