歯周病がアルツハイマーの原因に?
歳をとった時に、なりたくない病気の筆頭と言えば認知症。「防げるものなら防ぎたい」と思っているかたは多いのではないでしょうか。認知症の7割弱を占めるアルツハイマー型認知症の発症抑制には、歯周病の治療と予防メンテナンス、とくにプラークと歯石の除去が有利であることが最新の研究結果から明らかになってきています。歯周病菌は歯周ポケットの中だけに潜んでいるわけではなく、炎症を起こした歯茎の腫れて出血した粘膜から血流に乗じてスイスイと体の中に入り込んで悪さをします。歯周病菌(とくにPg菌)はアミロイドβをたくさん作り、またアミロイドβと共に血流に乗り、血液脳関門を通過させ、結果的に脳内にアミロイドβを蓄積させてしまうのです。
歯科医院で歯周病を定期的なメンテナンスを通じてしっかり管理して、アルツハイマーを予防しましょう。
2023年01月03日 15:44