歯周病と糖尿病を併存する人は その後の年間医療費が約1.3倍高い
歯周病と糖尿病の双方向の関連が報告されており、両疾患を併存することで それぞれの病態が重症化することが明らかになっています。しかし、歯周病と 糖尿病の併存状態による医療費の違いは明らかではありませんでした。 そこで東北大学の研究では、歯周病と糖尿病をそれぞれ単体で有する場合や併存する 場合に、その後の医療費にどの程度違いがあるかを検討しました。今回の研究で明らかになったことは、歯周病と糖尿病を併存している人では、両疾患がない人と比べ、年間医 療費が約1.3倍、約6万円高いことがわかりました。 よって糖尿病の治療において医科と歯科が連携し、情報共有や治療を進めるこ とで、両疾患の病状の悪化の防止を通じて医療費削減が期待されます。
2025年02月06日 04:25