口の中でグミを細かくできないと要介護や死亡のリスクが高い?
近年、口腔機能の脆弱状態を「オーラルフレイル」とよび、全身の健康に悪影響を及ぼし得ることから、その予防や改善の取り組みが進められている。また75歳以上の高齢者に対しては、後期高齢者歯科口腔健康診査が全国的に行われている。島根大学ではその健診データを用いて、口腔機能の脆弱を含めた口腔の不健康状態と要介護および死亡リスクとの関連を検討した。口の中の健康状態が良くないこと(口腔の不健康状態)が、要介護や死亡のリスクの高さと関連のあることを示すデータが報告された。また、それらのリスクともっとも強い関連があるのは、グミを15秒間咀嚼してどれだけ細かく分割できるかという検査の結果だという。
今回の研究により、口腔の不健康状態のさまざまな評価指標が要介護や死亡リスクと関連のあることが明らかになった。
2025年02月06日 04:03