親知らずの抜歯
奥歯に違和感を覚えて歯医者で診てもらうと親知らずが原因だったなんてことはありませんか。
緊急性は低くてもいずれは受けなくてはなりません。なぜなら多くの場合、口の中のスペースが限られているため、親知らずが正常に生えることが難しいことがあります。その結果、親知らずが歯列に問題を引き起こす可能性があります。
親知らずの抜歯が必要になる一般的な理由は次のとおりです:
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埋伏: 親知らずが隣にある歯や歯茎の下に埋まって生えてきた場合、周囲の組織や他の歯に圧力をかける可能性があります。
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歯並びの乱れ: 口の中のスペースが不足している場合、親知らずが他の歯に圧力をかけ、歯並びを乱すことがあります。
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感染: 親知らずが部分的に生えている場合、周囲の歯茎に食べ物のかすや細菌が挟まりやすく、感染が起こる可能性があります。
しかし、抜歯に対する痛みや恐怖でつい後回しにしがちなりがちに。
親知らずの抜歯を痛みなく行うためには、いくつかの方法があります。
- 伝達麻酔:普段行われる浸潤麻酔に加えて、麻酔の効きにくい下の親知らずに対しては麻酔効果が広くて深い麻酔をしっかりと行うことで周囲の組織を麻痺させることができます。これにより、手術中は痛みを感じにくくなります。
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的確な位置の把握:CT撮影を用いて、親知らずの位置や曲がって生えている歯根の状態を事前に把握することが可能です。これにより、手術の範囲を最小限に抑え、比較的短い時間で済ませる場合があります。このような方法を利用すると、痛みや不快感を最小限に抑えることができます。
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予防措置:私たちは、抜歯前に患者に対して予防措置を講じることがあります。痛みの原因である炎症が強いと局所麻酔が効きづらく、また術後の激しい痛みに繋がります。そのため、手術前に処方された鎮痛剤を服用することや、手術後の適切なケア方法についての指示を受けることが大切です。
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長い臨床経験:当院では30年を超える経験をもとに、より短時間で手術を行うことができます。
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コミュニケーションと安心感: 私たちとのコミュニケーションを通じて、手術のプロセスや手順について理解し、安心感を得ることが重要です。私たちは皆さまの不安や疑問に対して丁寧に対応し、手術中の安心を確保します。
これらの方法を組み合わせることで、親知らずの抜歯をできるだけ痛みなく快適に行うことができます。重要なのは、事前相談や適切な準備を行うことです。