高齢者に多い炭水化物摂取
私たち日本人は、栄養摂取において真っ先に野菜を思いつく方も多い。しかし実は魚や肉などのタンパク質がとても大切である。優先順位は、体重1㎏あたり0.8~1gのタンパク質を摂取して、野菜、最後に炭水化物。さらにエネルギー比率においては炭水化物を5割くらいに抑えて残りの5割はタンパク質と野菜で採ると理想的。良く昼食にチャーハン、夕食にラーメンなど、炭水化物に偏りがちになる人も多い。全エネルギーのうち炭水化物が65%以上の摂取が続くと心血管病のリスクが上昇する。
若い世代に多いと思われがちだが、以外にも70歳以上の高齢者世代に多い。原因として歯の喪失や咀嚼筋の衰えなどの機能低下から、食事そのものが柔らかい炭水化物に偏ってしまう。しかし、フレイル予防としても魚や肉を摂取してタンパク質摂取を増やすことが望ましい。
2023年12月10日 19:01