金属アレルギーを起こさない歯科矯正ワイヤーを開発
東北大学らのグループがステンレススチール製ワイヤーの表面を改良して金属アレルギー患者でも使用できる矯正用ワイヤーを開発した。従来のワイヤーは、剛性が高く機械的特性が優れているためよく使用されている。しかし、金属アレルギーの要因になりやすい成分(ニッケル、コバルト、クロム)を含むためかゆみや湿疹などのアレルギー症状が出る場合がある。今回はセラミックスの窒素チタンコーティングが金属との密着強度、耐摩耗性に優れており、2万回のブラッシングでも剝がれなかったことが明らかに。この研究結果によりさらなる実用化が期待される。
2023年02月27日 08:21