奥歯ないままでいると脳の老化促進
近年、高齢者における歯の数の減少と認知機能の低下に関連することが報告され、口腔衛生管理の重要性が高まっている。この度、国立長寿医療研究センターの研究でさらに明らかに。奥歯を無くしたマウスの実験で自発行動量や空間作業記憶、運動協調性が顕著に低下するとともに、海馬および視床下部における神経栄養因子や神経細胞が減少。さらに、脳老化が亢進することも発見された。嚙み合わせは、消化を助け、嚥下を円滑化するだけでなくその刺激が脳の脳の血液量を増加させ細胞を活性化させる働きがある。嚙み合わせに重要な役割を果たす奥歯を健康に保つことは、脳の健康維持にも重要であることが示された。
2022年08月14日 22:41