大腸がん予防に寄与する可能性のある歯周病治療
大腸がんは、悪性腫瘍の中でも、肺がんに次ぐ第2位。大腸がんは、特定の微生物をターゲットにした予防法は確立されていない。近年、歯周病に関連しているある口腔内常在菌が大腸がんの発生や進行に関連している可能性が注目されている。横浜市立大学医学部・付属病院口腔外科の共同研究で、3か月の歯周病治療後に大腸がんの患者の便中から口腔内常在菌が減少していて、大腸がんの発がん予防や進行抑制に効果がある可能性が見出され、今後の研究の注目が集まっている。
2022年05月08日 19:05