PCRより早い新たな新型コロナ感染診断
PCR検査は、以前より簡易に受けられるようになってきたとはいえ、費用などの負担も大きいのが現状です。順天堂大学耳鼻咽喉科学の池田教授らのグループとスカラ株式会社との共同開発で新型コロナウイルス感染症を口腔・咽頭の映像により早期に診断できる検査機器を開発しました。新型コロナウイルスに対するいくつかの機能的受容体が感染初期の段階で口腔・咽頭などの上気道の上皮細胞と血管内皮細胞に多く集まることに着目。従来のPCR法や抗原検査より早い初期段階で検出可能。しかも、お口の中の映像を撮影のみで、検査時の身体的負担が少なく秒単位で行え消耗品もなく何度でも測定が可能とのことです。今後は症例映像を情報収集し、新型コロナ感染のAIによるオンライン自動診断の確立を目指していくそうです。
2021年05月31日 07:45