ヒトの歯の再生の研究で一歩前進
IPS細胞などの幹細胞による臓器再生療法が進む中で、すでに小型動物では歯の再生が可能になりつつあります。しかしながら、ヒトでは未だに実現化には至っておりません。長い時間を要する臓器形成の問題のほかに、実験段階で歯胚の大きさの成長は確認できても最終的な石灰化までは誘導できませんでした。東北大学大学院研究科の千葉教授らの研究で歯胚の石灰化を制御する受容体が同定されました。このことから今後は薬剤開発が進んで歯の再生療法の研究がますます進む事が期待されます。実現化したらもうインプラント治療は必要なくなるかもしれませんね。
2021年05月30日 17:10