日本人の死因、肺炎は第5位に後退
厚生労働省が発表した平成29年人口動態統計月報年計(概数)によると平成29年の死亡数を死因順位別にみると、第1位は悪性新生物<腫瘍>で37万3,178人、第2位は心疾患(高血圧性を除く)20万4,203人、第3位は脳血管疾患10万9,844人となっている。
悪性新生物<腫瘍>は一貫して増加して、昭和56年以降、死因順位の第1位であったようです。全死亡者の27.8%を占め、およそ3.6人に1人が悪性新生物<腫瘍>で死亡していることに。心疾患(高血圧性を除く)は、昭和60年に脳血管疾患に代わり第2位へ、その後も増加傾向が続き、全死亡者の15.2%を占める。
脳血管疾患は、昭和60年には心疾患(高血圧性を除く)に代わって第3位となり、その後は減少と増加を繰り返しながら減少傾向が続き、全死亡者の8.2%占める。
肺炎は依然として高齢者の死因の上位であり、誤嚥性肺炎(平成29年で2.7%)を含めると、在宅などの医療の場で専門的な口腔ケアの提供されることは今後も重要視される。
2021年01月04日 18:09