お口からの食事は大切!
時には、フレイルや色々な病気などでお食事がお口から取れなくなることも。そこで、あらためてお口からの栄養摂取が大切なことを示している記事があったのでご紹介させて下さい。皆様もご存知のとおり、お口と腸は同じ消化器官ですから1本の管でつながっています。そのため、唾液やお口の中の細菌が腸内細菌にも影響しております。東京医科歯科大学の歯周病分野の片桐さやか先生らの研究報告によると、脳卒中などの病気で一度は胃瘻(いろう)など直接胃や腸にチューブを挿入して栄養を注入した状態から、嚥下訓練を受けて再びお口からの経口栄養に戻した方を対象に研究を行った。その結果経口栄養に戻った時の方が、お口の細菌叢と腸内細菌叢の多様性が増加していて、細菌叢の組成に変化が起こっていることが明らかになった。あらためて摂食嚥下訓練の大切さを感じますね。
2020年10月21日 19:20