おいしくお食事をとるために表情筋を鍛えましょう
近年の老齢人口の増加に伴い、食事中にお食事を飲み込みづらそうにしていたり食べこぼしをされておられる方がいらっしゃいます。オーラルフレイルと言ってお口の周りの筋肉が弱くなりますと、次第に常にお口が開いた状態になり、お口での呼吸に変わってまいります。そのような口呼吸は、ドライマウス(口腔乾燥症)を引き起こして、口臭や歯周病を悪化させるのみでなく、誤飲性肺炎の原因にもなりかねます。口輪筋を中心とした表情筋を鍛えてこうしたフレイルを早期に回復させ、身を守りましょう。「あいうべ体操」や糸を通したボタンを銜えて鍛えることが知られておりますが、誤って飲み込んでしまうなど心配な点がありました。しかし今回はボタンの代わりに”リップルトレーナー”というトレーニング器具を紹介します。実際の使用方法を記します。先ずは上下の唇ではさみます。お口から出ないよう唇に力を入れて3秒間引っ張ります。週秒間、力を抜いててリラックス。これを7~10回繰り返したら、今度は挟む位置を左右それぞれの位置に変えて同じように繰り返してみましょう。(慣れるまでは)結構疲れますよ!ご興味のある方はスタッフにお声がけください。
最近、ノーベル賞受賞者の話題を耳にする機会が増えました。受賞される発見や新たな技術革新において各分野の研究室の方々は本当に素晴らしいと思います。またその成果を商品開発している製薬会社や関連会社の方々、その中でも特に私達の業態で申しますと歯科衛生士さんが非常に多く活躍されておられます。商品価値はもちろんのこと、実際の臨床の現場に適したアドバイスを私たちは受ける事ができ、その結果困っておられる患者さんに還元することが可能になります。私たちはそのような方々の恩恵を得て仕事ができていることに改めて感謝して尊敬しなければならないと感じています。
2020年10月11日 14:14