ドライマウスと口腔カンジダ症
高齢化がすすみ、口腔カンジダ症が増えているようです。高齢者が罹患しやすい口腔カンジダ症は、舌やお口の中粘膜の上に米ぬかのようなものがべったりついていたので私たちもよく分かったのですが、最近はどうやら様相が変化しているようで、見過ごされがちだそうです。大阪大学阪井教授によると①舌が赤くなったりしこりができる②口の角が割れる③お口の中痛みもしくは違和感を覚えるなどだそうです。ほとんどの原因はドライマウス。加齢によるもののほか、降圧剤や睡眠薬、安定剤など何種類ものお薬の服用も原因だそうです。放置されると痛みのため食欲不振や味覚障害など日常生活に影響も出てくるとのことです。一般的な治療法は内服薬、注射薬、塗り薬など様々。最近では1日1回お口の粘膜に貼るだけのミコナゾール製剤を使用することが増えているようです。
2020年06月03日 18:05