虫歯予防にフッ素も!
虫歯予防といえば、歯磨きですが、今回はフッ素のお話しをご紹介いたします。以前にも、このコラム欄でフッ素入りの歯磨き粉をたっぷり付けて磨いた後はうがいしない、とスウェーデンのの歯磨き事情をご案内しましたね。虫歯予防には欠かせないプラークコントロールに3つの大切なことがあるので説明します。
①食生活、物理的、化学的コントロールによる抑制。プラークの抑制するために、ショ糖など糖質を取る回数を減らし、代用糖を利用し更に十分な清掃回数や抗菌剤などを用いたブラッシング。
②プラークの除去。家庭で行うセルフケア(歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ)と歯科医院でのプロフェッショナルケア。
③病原性コントロール。病原性を抑えるためにフッ素や抗菌剤が配合されている歯磨き粉や洗口剤を使用する。
このうちの③のフッ素についてお伝えします。フッ素を取り入れるコツは異なる濃度で複数の方法を取り入れることです。歯科医院で時々高濃度(9000ppm)塗布することで酸の抵抗性を向上させ、歯を強くします。一方、日常生活での低濃度のフッ素入りの歯磨き粉や洗口剤を使用するすることで虫歯になりかかったところに働き歯が溶けるのを抑えて再石灰化を促します。おすすめは、フッ素入り歯磨き粉を一日2回以上、洗口剤は1回の使用とされています。ちなみに当院の歯のお掃除にはフッ素入り研磨剤を使用していたのはご存知でしょうか。
ぜひ、おうちで試してみてください。
2020年05月04日 16:23