歯科界にデジタル化の波!
しばらく前から、歯科の世界においてもデジタル化の波は訪れておりました。診療録(レセプト)をパソコンのソフトによって情報をベース化したことに始まり、デジタルカメラやデジタルレントゲン機器であったり大体ここまでは一般の歯医者さんで活用している範囲では。今回ご紹介するのはそのさきのお話。CAD/CAMが工業界から遅れはしましたが、歯科界にもようやく取り入れ始められたことで歯科の診療スタイルが様変わりしそうです。従来の歯科技工物(詰め物、被せ物)は粘土のようなもので歯型を取り、石膏を流し模型を作り、その後は歯科技工士さんの手によって製作されていました。新しい製作法は、光る装置をお口の中に入れて光の反射を利用して歯型を取り、そのデジタル化された歯型の情報を技工士さんに送りコンピューターの中で技工士さんは、デザインしてし詰め物や被せ物の素材の塊から削り出しして製作されます。この方法で凄い事は2つ!1つは撮影範囲にもよりますが製作物が従来法より精密な仕上りに。2つ目は産業廃棄物がない、出さない事。歯型を取る粘土や石膏を使用せず感染予防や産廃軽減で地球に優しい事が実現できます。この様な動きがもっと広がっていくことを期待します。当院も年初め導入しました。
2020年01月13日 16:07